それから数日
彼女に巡り合うことなく
多忙なスケジュールをこなしていた
和也「なぁ・・」
雅紀「ん?」
和也「一目ぼれって・・あり?」
雅紀「するの?されるの?」
和也「・・するの・・」
雅紀「おれは気にしないかな・・好きだったら好きなんだもん」
和也「その性格がうらやましいよ・・」
雅紀「恋?してんの?」
和也「どうだかな・・」
考えこむ相葉くんを横目に
僕は彼女の声を思い出す
会いたい・・な・・
現在夜中の2時
収録が終わり
僕は楽屋を飛び出した
いつもみたいに橋を越えて
気付けば実月が言ってたアパートの一室の前
和也「こんな時間に・・迷惑だよな・・」
ドアの前を離れようとした時
背を向けた扉が開いた
実月「和也くんだっ!」
振り向くとそこには
笑顔の実月が居た
実月「もう会えないかと思ったぁ・・よかったぁ」
和也「遅くに・・ごめんな?」
実月「ううん全然大丈夫だよ?」
実月に手をひかれ
部屋にあがらせてもらった
実月「和也くんの職業って何?」
和也「え・・気付いてなかったの?僕さ一応アイドルなんだけど・・」
実月「へ?アイドル?」
和也「“嵐”って言うアイドルグループ知らない?」
実月「あ・・ごめん・・知らなかった」
知らない子いるんだ・・
そう思うと笑いが止まらなくなった
和也「知らないんだぁ」
実月「え?なんで笑ってるの?怒らないの?」
和也「だって嬉しいからさ・・アイドルの僕じゃなくて
本当の僕を見てくれてるって思うから」
実月「あ・・・そう」
和也「そっかぁ・・知らなかったんだぁ」
実月は笑い続ける僕を見て
優しく微笑んでいた