昨日。
カミさん「ちょっと、降りて来て」
二階に居た俺を、一階から呼んだカミさん。
「向かいの会社の従業員の人が呼んでるよ」
???意味が分からぬまま、出ようとする俺の後ろで
「ウチの、ニャンこが死んでるみたいだって・・」
「・・・・・」
車にひかれたんだと思いながら
小走りで家の前の国道に出るが、ニャンこの姿無し
すると、国道を挟んだ向かい側の会社駐車場から
従業員のオジサンがコッチコッチと手招きしており
駐車場に行くと・・・
・・・そこには、横たわったまま~うっすらと目を開きながら
冷たくなっているニャンこが・・・
オジサン「初めは、俺の車の下で寝てるんだと思ったが
全然動かなかったから車を出して見たら死んでたよ」
オジサンの話&俺の推測では、道路を渡ろうとした時に
跳ね飛ばされて~ここまで何とか歩いて来て命が尽きたのでは・・と
何処かを怪我したふうでもなく、出血もなく綺麗なまま・・・
俺が抱き抱えて行こうと思ったらオジサンが袋を持って来てくれて
入れてくれたので、抱えながら我が家へ・・・
俺が、カミさんちへ嫁いで来た頃と同時期に
迷い野良子猫として我が家へやって来たニャンこ・・・
凄い人懐っこくて、数日経っても家から離れなかった事。
俺が一度もペットと飼った事がなかった。
カミさんちでは代々、ネコを飼っていて先代ニャンこが
亡くなって間もなかったので生まれ変わりでは。
等等、話し合った結果~縁があって飼うことにしてから今年で6~7年目。
当初は家の中で飼う事も考えたが・・・
折角、こんな大自然の中に住んでるのに~それは酷というもの。
自由に動き回れる様にしてあげよう。
あと、市街地へ出掛けた時~家の窓越しから外の世界を眺めてる
ニャンこ達を見て・・・
しかし、野外飼いには今回の様な事や他の動物達の遭遇など
リスクも高いわけで・・
現に一度、野良猫と喧嘩して左瞼をパックリ切られ大出血で
動物病院へ駆け込んだことも
カミさんと、泣きながら先代ニャンこのお墓の横へ埋葬して
お線香をあげ・・・
「何もしてあげれなかったけど、ありがとうね」
2人で手を合わせ、リスクから開放された天国で幸せに暮らしてね・・・と。
我が家へ来て、ニャンこは幸せだったのだろうか?
と考えさせられる。
俺や爺ちゃんには、特に懐いて(って、餌さ担当のせいか(;^_^A)
いつも、ニャーニャーと足元に擦り寄って来てしゃがんでると
肩にジャンプ一番で乗って来て・・
遊んであげる中で、女性らしからぬ扱いを何度させてしまった事か
婆ちゃんは・・「もう、ペットを飼うのは辞めようね・・」と寂しく言った。
先代ニャンこ達の死に何度も立ち会って来てるだけにと思ったが
俺も初めてのペット飼いで経験した死。
飼っている以上、いつかは経験する事なんだろうが
これほどまでに辛いとは・・・
しかも、野外飼いと決めて今回の車に~となった事に
俺自信がニャンこに大変申し訳なく・・・
チビ介に「ニャンこは天国に遊びに行ったんだよ」と
ペットの死について教えたら・・・
涙ながらに「もっと、遊びたかったのに・・」
今回、ニャンこを通じてペット(動物)と長く暮らして行く中で
学ばせて貰った事~癒しや元気を貰った事など
貰いっぱなしで俺からは何もしてやれなかったと・・
突然、訪れた別れに今も庭を眺める度に
チリンチリンと鈴を鳴らしながら歩くニャンこの姿が見えそうで・・・
ニャンこ・・・
我が家に来て、幸せだったかい?
何もしてあげれなくてゴメンね。
本当に、ありがとう。