このシェルターにいる間、色々な人と出会ったが出会いもあれば別れもある。
この日、わたしが来てから仲良くしていた家族が引っ越すことになった
この方は結婚はしていなかったものの、お付き合いしていた男性との間に子供が生まれ育てていたのだが、男性からのDVなどあり、最終的に男性が逮捕されて県外から避難してきた方だった。（結構壮絶ですよね
）
男性が来る危険もなく、安全が確認されたのか自分の地元に帰ることのなったようだ（県外）
引越しのとき、皆で部屋を掃除したり話をしたり、子供たち同士もまたゲームしようぜなんて約束をしながら最後の時間を過ごした。
車に乗り、『頑張ってね！また遊びに来てね！』とみんなで手を振って最後の別れをした。
ここにいる方は短い人は１か月、長い方で４年ほどと、様々な事情で避難を余儀なくされている
例えば離婚は成立したが、まだ安全ではなく実家にも頼れなくて済む場所が決まるまでの間だけいる人や、裁判までなり長く住んでいる人。
その事情はひとそれぞれだ。
ただ、それを乗り越えてやっと暗いトンネルを抜けた先にここから一歩踏み出し巣立っていく姿を見て、わたしもいつかここから巣立つ日を夢見て頑張ろうと思うのだった