今回は、本論といいますか、メインテーマです。
「不動産価格はいったい誰が決めているのか?」それがわかれば、そこから今後不動産が値上がりするとか値下がりするとか予想できるわけで、重要なテーマです。これさえ、見極めがつけばキャピタルゲインも得ることができる、、、はずです。
いったい不動産の価格はだれが決めているのでしょう?
不動産業社が決めているのでしょうか?買主が決めているのでしょうか?建設業者が決めているのでしょうか?公示地価などで国が決めているのでしょうか?まとめて市場が決めているというべきなのでしょうか?
どれも不正解ではないと思います。
不思議なものです。不動産の価格って。
ちょっと経済の勉強っぽくなるのですが、これは私の考え方です。
そもそも物の価格が決まるのはどういう経過をたどるのか?
価格メカニズム、といいますか、市場経済なので、市場が需要と供給から決まるというのが筋なのだと思います。
需要が増えれば値段が上がり、供給が増えれば値段が下がる。
不動産とて同じこと。マクロ経済学的にはこういう答えです。
が、この際、これはマクロすぎて役に立たない。
少し考えてみます。
そもそも不動産業社がよく査定というのをしていますが、それって何なのか?
不動産業社の売却査定は、次のように定義するのが妥当と考えられます。
不動産査定とは「市場相場や動向を考慮し概ね3か月以内で成約するであろう売却価格を算出すること」
要するに3カ月で売れるであろう金額=査定額
です。
(あ、ちなみに、査定後、売却を開始した場合、売却1月目に成約する物件4割、2月目も約4割、3月目には1割、と言われています)
不動産市場が、査定→売却→成約、という流れになっている現状では、ほとんどの物件がこの過程を経て、売却されるわけです。
では、不動産業社はどのように査定するのでしょうか?
感覚でする!という業者さんもいるかもしれませんが、感覚だけだと、売主さんの大切な資産をお預かりするのはいかがなものかなと。
不動産査定と不動産鑑定は違いますが、方法は似ています。
方法は①取引事例比較法②収益還元法③原価法の三つと言われています。
方法については、http://fudousan-kyokasho.com/real-estate-appraisal-1880です。
まぁ、不動産業社は単純に査定ソフトを使ったりします。
にしてもです、ちょっとした矛盾があります。
①の方法で売却価格を決めるには、売却価格を算定根拠にする、、、なんか、ループっぽいですね。
市場経済なので、延々と続き、売り買いというループの中で値段が決まるというのも納得できなくはないですが、もともと「不動産価格はいったい誰が決めているのか?」に対する答えにはなっていないと思います。
今回は、あくまでも収益物件にしぼった話なので、マンションについて話します。特に、区分所有のマンション1室。
ズバリ!区分所有のマンション一室の値段については、スタートの段階で、ディベロッパーと呼ばれる、マンションを建てる人たちが値段をきめます!
そして、ディベロッパーが値段を決める根拠が、銀行の担保評価です。
つまり、ディベロッパーの値段の決め方は以下のとおりです
①ここにこんな〇億円で物件建てようというアイディア
〇億円なら、一室〇〇〇〇万円で売れるだろう。
銀行さんいかがですか?
②銀行さんは、「土地の取得と建築と合わせて〇億円お貸しします。(=担保評価)
③じゃ、その値段でいきましょう。
ってな具合です。
銀行が決めた担保評価というのは、新築マンションの販売価格に多大な影響を与えます。
「不動産価格はいったい誰が決めているのか?」に対する答えとしては、
「銀行→ディベロッパー→市場価格の基準→個々の査定」
ということになります。
つまり、銀行の担保評価が上がっているときは、新築物件の価格はあがっていくということになるわけです。
逆に言えば、銀行の担保評価が上がっている間は、原則として物件価格はあがっていく、ということです。
では、今、平成27年6月15日現在、銀行の担保評価は上がっているのか、下がっているのか、、、答えは、、、上がっています。
なので、物件価格はまだ上昇する可能性は十分あります。
ただ、いつまでも上がり続けるわけはありません。
もしかしたら、どこかで第二のリーマンショックが起きるかもしれないし、この秋の消費税引き上げが影響を与えるかもしれません。
一つだけ言えることは、銀行の担保評価の潮目は、不動産の物件価格の潮目に先行する可能性が非常に高いということです。
ですので、常日頃から銀行さんとはいいお付き合いをし、情報を取得しておく必要が高いと言えます。
もっというと、マンションのディベロッパーたちは、業態上、銀行の担保評価に敏感です。
長々と書きましたが、結論としては、銀行さんとよい付き合いをし、マンションディベロッパーともよい付き合いをしている、そんな仲介業社の見立てが一番正しい確率が高く、信用に価するということです。
なんだか、長々と書きましたが、不動産投資に成功する人は、このあたりのことを感覚的につかんで、よい物件を購入されます。
みなさんの不動産投資がうまくいきますように・・・
にほんブログ村
