※こちらで書いたとーり。記事の再編成をしております。ご不便をおかけしますが、いましばらくお待ちくださいm(_ _)m

※見直すにあたって。お話しやハッシュタグ等、修正をくわえているところがあります

 
 

 

 

 

RW side

 

 

『晴れてよかったな』

 

そうだね。事前に、申し込んでいた。オプショナルツアーの日。コースの中に。象乗り体験が含まれている。海沿いを歩くコースもあったけど。ちょっとこわかったから。森の中を歩くプランを選んだ。途中で。海も見えるみたいだし

 

なんだかんだ言って。キュヒョンはついてきてくれた。やさしいんだよな、こういうところ...

 

『あ...』

 

ホテルのエンタランスで。迎えの車を待っていたら。見たことのある、トゥクトゥクが停まった。でも...降りてきたのは。ちがうひとで。なんてゆうか...色は、浅黒いけど。この国のひとではないことは、はっきりわかるくらいの。爽やかなイケメンで。迷いなく。まっすぐ。僕たちのところに来た。お待たせしました

 

『今日、一日。ご案内します。イ・ドンヘです』

 

差しだされた名刺には。やっぱり。同じ会社名が書かれていて。肩書きは、フォトグラファーになっていた。言葉がわかるのは、助かる。英語は通じるけど。文字なんて。記号にしか見えない

 

『うちの会社は、ご存知ですよね』

 

えぇ。すごくお世話になって...はは。あいつ。そういうやつなんです

 

『今日は。撮影があるんで。僕の担当なんです』

 

よろしくお願いします。あ、こちらこそ...

 

『撮る側って言うより。撮られる側って感じですけど』

 

無表情で。もう...そんな。褒めてんだか、嫌味なんだか。わかんない言い方、しなくてもいいのに...はは。気にした風もなく

 

『こっちでは、地味って言われるんですよ』

 

はぁ...そんなもんなのか...テレビに出てるひとより。よっぽど輝いて見えるけど。さぁ、乗って!乗って!まずは市場に行って、腹ごしらえですよ。あ、はぃ...後部座席に乗り込んで。向かいあわせに座った。カシャ...え..シャッター音に、びっくりして顔を上げると。運転席から乗り出すようにして。一眼レフを構えていた。ちょ...

 

『ちょ...ちょっと...!』

 

撮るなら、そう言ってくださいよ!絶対、変な顔してた...はは。かわいいなぁ...かわいいって...

 

『自然にしてるのが。一番いいんですよ』

 

たくさん撮りますよ。思い出は多い方がいいでしょ。そうですけど...このひとは。事故ることなんて、ないんだろうな...

 

『しっかり、つかまってて下さいね』

 

しゅっぱ〜つ!子どものように。大きな声を上げて。トゥクトゥクを発進させた

 

 

《つづく》

 

 

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