※つづいたのでタイトルふりました
※元ネタはバランスゲームの『ただの妖精なんだけど』発言です
※家に帰ったら妖精に出迎えられたドンへのお話しです←どんな話し(笑)
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俺は妖精くんを素通りして。部屋に入った。なんか疲れた...玄関の方を向いていた妖精くんは、三角座りのまま、くるりと身体を回転させた。出て...行かないのか...
そもそも、なんでここにいるのかわかんないし...でも、下手に聞いたりするより。ほっとくことを選んだ。これ以上関わるのはごめんだ。そのうちいなくなってくれることを期待して...
シャワーを浴びて。髪をふきながら戻ってきても。妖精くんはそこにいて。にこにこしながら俺を見ている。はぁ。もう寝よう...
『ここ、オートロックだから』
玄関を指さして。出ていってくれ。そうは言わないけど。わかってもらえるように
妖精くんは一度、玄関の方を振りむいたけど。すぐにこっちに視線をもどした。やっぱりにこにこして
知るか...電気を消して。そっちを見ないようにしてベッドにもぐりこんだ
こんなときによく眠れるなって思うほど爆睡して。すっかり昨日のことなんてわすれてたから。ふわぁぁ...あくびをしながら起きあがったら...ばっちり目があった...
『おはようございます』
妖精くんは昨日とおなじ姿勢のまま。やっぱり俺に、にこやかにわらいかけた
《つづく》
※きのーの最終更新です