https://ameblo.jp/liuroom/entry-12726709684.html




親友はまだ意識のあるうちにあなたを送りだしたみたいで。でもかけつけたときにはもう...


すっかりやせおとろえてしまっていたけど...それでも凛として潔くて...まるでほほえんでいるようだった


でも再会に浸っている時間もなかった


両親もいないし、親戚とも疎遠だったみたいだし。弟とも連絡がとれなくて。一緒に暮らしてるとばかり思ってたんだけど...だから葬儀の手配はわたしたちがしたの


母親が亡くなったことを理解したのかしていないのか...あなたはなみだも見せずに...何も話さずに...ぽつんと座りこんでいて。どう接していいのかわからなくてね...ジョンスに、キュヒョンと一緒にあなたを見ているように頼んだの


帰るときになって、あなたの姿が見えないことに気がついて。荷物も置いたまま


慌てふためくオトナたちを前に、大丈夫だよ。ジョンスはそう言い切ったの


《ヒョンニムといっしょだからしんぱいないよ》


すぐにかえってくるよ。ヒョンニム?うん。サムチュンといっしょにいたでしょ?きれいなヒョンニム


『ドンへ、うれしそうだったよ。なかよく手をつないで』


ボク、ひさしぶりにドンへがわらってるの見たよ


誰のことを言ってるのか、すぐにわかった


ヒチョルくんだ




《つづく》