ドンへ side
クリスマスの次の日
店は休みだけど、後かたづけの手伝いをたのまれてて...
たんだけど...
《ドンへ!わるぃ!おくれる!》
あれから飲みいったんだからそーなるよな...
予定より二時間おくれて店にいって。ジョンスヒョンがいないと鍵があけられないから。休みでよかったよ。顔、むくんでるだろ?窓をあけはなして換気して
『ヒョン、俺もむくんでるから大丈夫だよ』
ドンヒヒョンがオーナーの差し入れだとゆーチキンをおいて。ドンヒに言われてもなぁ...くすくすわらって
手分けして飾りをはずしていって。きのーまでのさわがしさがうそみたいな、しずかなホールで
『ドンへ。来年どうするんだ?』
来年?大学。そろそろ復学できるんじゃないのか?
あー...うん...そーなんだけど...
『そうするならシフトもかんがえるしさ』
前はいくつかバイトをかけもちしてたけど、いまはここだけにしてて
『急に呼んでもきてくれるから、俺はたすかるんだけどさ。いつまでもそうやってるわけにいかないだろ』
ジョンスヒョンのゆーとーり...復学するにしろ退学するにしろ...いつかは決断しなきゃいけない
でも...
『俺も話しくらいは聞くぞ。カネは貸せないけど』
ドンヒヒョンがすでに2本目のチキンをたべながら。ドンヒ。片づけるのが先だろ。ジョンスヒョンがため息をつく
ここでずっと働くのもいーんじゃないか
そーおもったこともある
ヒニムにはそんな簡単に言うなってゆわれたけど
《おもしろいから。たのしいから。それだけならやめとけ》
そんなに楽でもねぇぞ、この仕事
でも...もーちょっと...
このままでいたぃ
《(13)につづく》
※本日のラインナップ