ドンへ side
ヒョクチェが文化祭でおどるって!
わがままゆって練習してるの見せてもらった
ステージだとみんなが見てるから…
いまだけは俺のもの…
ずーっと俺のものならいーのに…
練習に入る前にかならずウォーミングアップでいろんなダンスをおどるんだ
カバーだったりアレンジしたのだったりジャズっぽかったりヒップホップだったり
ヒョクチェは振りつけの才能もあるのかも!
ほそい手足を生かしてしなやかに身体をゆらして…
ほんとにかっこいー。誰よりも…
おつかれさま!
休憩にはいったヒョクチェにタオルとドリンクをわたす
ん。わりーな
タオルを首にかけてペットボトルの水をごくごくとのむ。その上下するのどぼとけにさえ見惚れてしまう
なんだよ。お前。ダンス見たいとかいーながら俺の顔ばっか見てて
あきれたよーにわらう
バレてる…だって…かっこいーんだもん…
でも…
『だって…おもしろいから…』
ったくお前は…
ため息をつきながら。もってろ。ペットボトルとタオルがとんでくる
鏡の前にたつヒョクチェをながめながら、タオルにそっと顔をうずめた
《ヒョクチェ…そんなエサまいて…》
※きのーの最終更新です