ソウル市の北西、恩平(ウンピョン)区にある津寛寺(ジングァンサ)は、高麗時代に津寛大師によって創建されたと伝えられる歴史あるお寺です。
北漢山(プッカンサン)国立公園の麓に位置し、アクセスは地下鉄3号線の旧把撥(クパバル)駅やヨンシンネ駅からバスやタクシーが便利です。
すぐ近くにはちょっとしたホットプレイスになりつつある恩平韓屋マウルがあり、二階建てのモダンな韓屋がずらりと並んでいて、カフェもけっこう多いので楽しめます。
北漢山の雄大な山並みをバッグに秋の空に映える韓国のお寺、もうきれいのひとことです。
木々も紅葉し始めて、もう少ししたらもっときれいな景色が楽しめるかもしれません。
とにかく青い空が素晴らしすぎてずっと眺めていたいですね!
訪れたこの日は留学生40名の団体が来ていて、個人参加の人も一緒に行動することになりました。
団体向けに特別にアレンジされたワンデイプログラムです。
一般的には午前10時半から午後1時半までなのですが、終わったのは2時半でした。
津寛寺の境内のツアー、瞑想、食事なのですが、普通の参拝だと入れないようなところに入れるのもテンプルステイの醍醐味でしょう。
お寺の裏側の小道を通って、この山の斜面に来て瞑想を楽しみました(ここは一般客でも入れる場所でした)
さて、食事は最近できたというコンクリートの建物に屋根は韓屋のスタイルという折衷のおしゃれな空間でいただきました。
本当にこの精進料理を楽しみにしていました!
おしゃれな韓紙の明かりやオブジェなどが目を引きましたし、ガラス窓の向こうにはきれいな景色。
うわーー。
おいしそうな料理がすてきな鉢に入ってテーブルに並んでいました。どうやら中華のような回転式テーブルで食べる分だけ
取っていただくスタイル。ひとつのテーブルには8人くらい座ったかな?
こちらが今回のメニューです。ごはんや豆もやしスープ含めて全部で18種類。
静かに、みんなで様子をうかがいながらテーブルを回していくのでちょっとした緊張感に包まれました。
ゆっくりと、けれども早く目の前にあるおかずを取らないと自分の前からなくなってしまうという(笑)
左上から山菜の天ぷらにチョングッチャン、チョンガクキムチにツルニンジンの和物に、桔梗の根の和物、
山菜のナムル、古漬けキムチにごはん、豆もやしスープ。
この二つの組み合わせは完璧でした。パプリカや黒豆も入ったチョングッチャンはほんと、まんま納豆でした(笑)
梨のすりおろしをのせたエゴマはとってもフルーティ。ちょうどいい味付けは一体なんの味なのか。ごま油?
古漬けキムチの上品で爽やかな酸味とキビ入りのごはんは素晴らしい組み合わせでした。
桔梗の根の和物、りんごのような果物の甘さとお酢?の味が口いっぱいに広がりました。
根の歯応えもちょうどよかったです。
さつまいもの天ぷらの上げ具合もすばらしく、ブロッコリーの茹で具合も絶妙。
ていねいに作られているなとすぐにわかるものばかり。
チャプチェもちょうどよい味付け、コンドゥレ(高麗あざみの葉)のナムルも、ああこれでごはんをいくらでも食べられそう。
もう人のことを考えずに、鉢ごとかっこんでしまいたいくらいおいしかったチョングッチャン(下品な表現ですみません💦)
なお、こちらのワンデイプログラムは一人6万ウォン(お茶付き)です。一般のワンデイプログラムは2から3万ウォンなので、食事のグレードの高さが伝わるかと思います。こちらで予約が可能です。
アクセスはこちらを参考にしてくださいね!