江原道の旌善(チョンソン)からお送りするのは、韓国の現代史を教えてくれる建物です!
場所としては映画「猟奇的な彼女」のロケ地として知られるタイムカプセル公園の近く、山の景色が美しいこの田舎に建てられたのはICA住宅と呼ばれる建物。
ICAとは朝鮮戦争後、アメリカの国際協同組合連合会(International Cooperation Agency)という戦争復興のために組織された機関で、韓国政府が住宅供給を行えるように資金を融通しました。国が住宅金融を担当する産業銀行が発足した後、大韓住宅営団と地方自治体が再建住宅、復旧住宅、外人住宅などを建設しました。
ICAの資金で建てられたのでICA住宅、旌善の山奥にまだまだ現役で建っています!
建築散歩の途中出会ったかわいいワンちゃん。
こんな山奥なのに、こんなマンションが建設中でびっくりしました。
複雑な構造の橋も見ました。
壁画がかわいい村落、とてものんびりとしていて、時間がゆったりと流れています。
ワワグンと仲間達の壁画を見つけました!旌善郡の公式キャラクターです。森に住む妖精たちです。私はこのキャラたちが大好き。
ワワグンバスも走っていました。もちろんかわいいイラストつき。交通の便がよくないところなので、最近運営されるようになったコミュニティバスだそうです。
こちらは炭鉱の近くで栄えた町。今はすっかりさびれて(?)しまいましたが、炭鉱夫のオアシスだったのだろうなあと思われる飲み屋の跡、みたいなものを感じることができます。
このような線路を眺めたりもしました。
上の映像にも幕舎らしきものが見えますが、おそらくこの建物なのかな?旌善にも国土建設団として多くの若い人たちが派遣されました。
(旧)国土建設団宿舎(宿所)
旌善郡近代文化遺産
と書いてあります。地方自治体の独自の遺産指定で国家登録文化財ではありません。
宿舎は1960年代に建てられましたが、雑な造りが外観からでもわかると思います。窓から中を覗けば、なんの仕切りもないただの空間で、ここで寝泊まりをしながら労働していたと思うと、冬も寒いのに大変だっただろうなとしか。
1980年代からは礼美(イェミ)農協が倉庫として使用しているそうです。リノベーションして文化複合施設を作るとのことです。もう完成しているかも?!
この建物がずらっとあったわけですが、今は数棟残るのみ。国土建設団の労働力で造られた施設はたくさんあります。
このような歴史もあるということを建物を通して知ることができるのですね。











