ずっと行きたいと思いつつも、いつでも行けるからと先延ばしにする観光名所ってありますよね。私にとって江原道(カンウォンド)の襄陽(ヤンヤン)にある洛山寺(ナクサンサ)がそうでした。そしてやっと行くことができました。

美しい海を見下ろすところに建つ寺は、大変開放的で明るい雰囲気。

 

 



五峰山(オボンサン=洛山)山麓に、新羅時代の高僧・義湘(ウィサン)という僧侶が観音菩薩の啓示を受けて建立したと言われています。結構急な坂を連続して歩くので、歩きやすい靴で行かれるのがよいでしょう。
寺は洛山八景と呼ばれる美しい景色の一つを見られるところとしても知られています。

1.洛山寺の夕暮れの鐘の音(洛迦暮鐘)
2.雪岳山から望む夕焼け(雪岳返照)
3.広石(クァンソク)での真夜中の砧の音(広石夜瞻)
4.基洞で立ち上がる夕ご飯を炊く煙り(基洞暮煙)
5.望月台の目の前にある海・東海(トンへ)の砂浜に舞い降りる雁の群れ(平沙落雁)
6.遠く望月台の手前にある港へ戻る帆掛け舟(遠浦帰帆)
7.長く伸びる南大川(ナムデチョン)の水の流れ(九万長川)
8.望月台から望む秋の月の趣(望亭秋月)

以上、韓国観光公社からの引用です。


 

 



こちらは義湘台(ウィサンデ)という亭子(東屋)です。崖の上にあるので海を見下ろすように眺めることができます。

 

 



お土産や寺グッズなどを売るお店にはカフェが併設されています。「茶来軒(タレホン)」というお店です。生姜茶、棗茶、蓮の葉茶といったお茶の他に、もちろんコーヒー類も楽しむことができます。







見てください、この写真だけみるとお寺とは思えないですよね。海を眺めながら伝統茶を楽しめるなんてぜいたくです!

 

 

 

 

 

起伏に富む地形に建つ寺、坂を上がったりおりたりと結構大変^^;それでも海や空の青さを見ていたら疲れを感じませんね。
 

 

 

 



実はこちらのお寺、2005年の火災でいくつかの文化財が被害に遭ってしまいました。七層石塔(宝物)、乾漆観音菩薩座像(宝物)、海水観音空中舍利塔および碑と舍利荘厳具(宝物)などです。残念ながら銅の鐘は溶けてしまい、文化財のリストから外されました。その後復元工事が数年間行われ、現在に至るとのこと。 
 

 



お釈迦様の誕生日が近かったので、このときはたくさんの提灯が。とてもカラフルでこれまた青空に大変映えていました。


 

 


 

 

 

 

海水観音像が海を守っているかのように静かに微笑んでいました。洛山寺は韓国の三大観音聖地のうちのひとつなのだそうです。洛山寺紅蓮庵、江華島席毛島普門寺(カンファドソンモドポムンサ)、南海郡錦山普提庵(ナメグンクムサンポリアム)。ちなみに北朝鮮川の江原道にある通川郡金蘭窟(トンチョングン クムナングル)を含めて朝鮮半島の四大観音聖地とする見方もあるそうです。

 

 

襄陽に行ったら必ず訪れたいところですね。かつてはこの近くに東海北部線という電車が走っていて、洛山寺駅という駅がありました。1937年に高城(コソン)郡杆城(カンソン)駅~襄陽(ヤンヤン)駅間が開業して、その区間にあった駅です。詳しくは

こちらをどうぞ。
夏にまた訪れたいものです。

 

 

 


住所:江原道 襄陽郡 降峴面 洛山寺路100
강원도 양양군 강현면 낙산사로 100

電話番号:033-672-2447~8

ホームページ:http://www.naksansa.or.kr

入場料:文化財観覧料(大人)4,000ウォン