ハイワンリゾートは、江原道旌善郡古汗邑(コハンウッ)にある大規模な総合レジャー施設です。スキー場やゴルフ場、カジノに宿泊施設と、さまざまな施設を備えており、「ハイワン」という名称は常に一番高い頂上であることを意味するのだそうです。こちらのリゾートが位置する古汗(コハン)と隣町の舎北(サブク)には、韓国を代表する炭鉱がありました。廃坑になった跡地にできたのがこちらのリゾート施設です。


今回ご紹介するのは、ハイワンリゾートを取り囲むようにして続くトレッキングコースです。韓国では唯一海抜1,100mを超える高地に位置しているため、見下ろす景色がとても美しいことで知られています。ルートはトゥルレキルコース、ハヌルキルコース、家族コースに分かれています。ハヌルキルは散策コースと登山コースがああり、15分コースから3時間以上かかるトレッキングコースまであるので体力にあわせて道を選ぶとよいでしょう。この高地にかつて石炭を運ぶ道があり、そして炭鉱で働く多くの人々が住む社宅、子供たちが通う学校などがありました。

 

 

 


こちらは東原炭座舎北(サブク)鉱業所だったところです。巨大な竪坑櫓(ケージと呼ばれるエレベーターを使って石炭を巻上げ、人を昇降させせるための装置)が目に入ってきます。

 

 



ハイワンリゾートの離れ韓屋エリア近くには、この鉱業所を全斗煥大統領が訪問したことを記念する碑があります。

1980年4月、御用労組と賃金の小幅引き上げに抗議して約四千人の坑夫らが起こした労働争議である舎北事態が発生し、韓国における労働闘争の出発点になりました。
この事態を抑え、廃坑になるこの炭鉱をカジノのして地域経済を支えるというのは全大統領のアイディアだったということです。

 

 

 

 

炭鉱は1960年代から開発が始まって大いに栄えたのですが、エネルギー転換で石炭産業は斜陽化し、1989年には廃鉱にならざるを得ませんでしたが跡地にカジノをつくることで、住民側と政府、自治体に折り合いがついたのでした。
事務所では炭鉱のいろいろな展示を見ることができます。しかし、残念ですがコロナのために休館で中には入ることはできませんでした。

 

 

 

 

 
それでは山にのぼっていきます。駐車場の近くにはボタ山が。たくさん出たのですねえ。そんな山から遠くの(自然の)山を眺めます。
 

 

 

 

 

 

標高1100メートルの山の斜面には炭鉱従事者の町がありました。今は痕跡を探すのは難しいですが確かに多くの人々が住んでいたことを感じることができます。


 

 

 

 

こちらは炭鉱の穴をほった周辺の地盤が沈下したところに水がたまってできた沼です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは小学校があったところ。ウンラク国民学校は海抜1100メートルのところにありました。もともとはペグン小学校の分校として1966年に開校しましたが、学生数が増えたので1968年に国民学校に昇格しました。


 

 

 

 

ここに校舎がかつてあったとは想像が難しいかんじ!何かの遺蹟みたいですね。

 

 

 

 

こちらにも記念日が。ウンラク小学校は一度移転しているようです。1991年に廃校になったとかいてありました。

 

 

 

 

結構な登山になるのでいい運動になります。遠くに鉱業所が見えます。とてもすがすがしい気持ちになれるハイキングコースなので、行く機会があればぜひ挑戦してみてくださいね。時期が合えばマーガレット畑が広がる風景や紅葉なども大変美しいそうです!

 

 

 

 

 

 

■ハイワンリゾート(日本語)

 


■ハヌルキルトレッキング(韓国語)