済州島の生物圏保存地域の村を二ヶ所訪ねる1泊2日の旅行に行ってきました。金浦空港で機材トラブルにより約一時間の遅延、そして済州国際空港をおりると結構強く降っている雨。旅のスタートはあまりよくありませんでしたが、それでも多くの旅慣れたメンバー、そして友人と一緒に有意義な時間を過ごしました。

 

今回ご紹介するのは済州島の第二の都市、西帰浦(ソグィポ)市中心から車で約30分いったところにある下禮里マウルという村落です。観光地として有名なセソカッの近く、孝敦川(ヒョドンチョン)トレッキングが人気で全国からトレッキングファンが訪れるところです。
(楽しみにしていたのですが、あいにくの天気でメインイベントが中止になってしまいました(涙))

 

 

 

 

マウルについたら地元の食堂でタッポックムタン(鶏肉のピリ辛肉じゃが、というかんじでしょうか)です。びっくりしたのが、足が入っていたことです、4羽分、つまり8本。

 

 

 

 

特に済州島だから、というわけではないと思いますが結構な方が鶏足に若干の拒否感を示していました。コラーゲンたっぷりでコリコリとした食感がいいので鶏の足は好きです。好きな人たちが苦手な人たちの分を喜んで食べていました。タッポクムタンはとても甘い味付けである意味焼酎と一緒にいただいたほうがおいしいかな?と思いました。

 

 

 

 

雨がぱらついていたので、レインコートを着ての見学です。

 

 

 

 

済州島はご存知かと思いますが火山島です。渓谷は約40万年前に噴出した溶岩によって形成されたもので、奥に進むと奇岩が乾川(水のあまりない河)に沿って続き、その上部をたくさんの緑が覆っています。韓国の名勝第78号にも指定されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下禮里マウルはこの孝敦川の流れに沿って細長に伸びる村落です。みかんの栽培が大変さかんな地域でどこをみてもみかん畑が広がっています。

 

 

 

村の福祉会館にやってきました。ここで孝敦川トレッキングと関連するプログラム運営について担当者のお話を聞くことになりました。

 

 

会議室に通されました。村のこどもたちによる地域に伝わる昔話を描いた絵や、村のジオラマをかわいらしくつくったものなどが展示されていました。

 

 

下禮里生態観光マウルについての説明が約40分。孝敦川は約13キロメートル、セソカッが名勝ならこちらは天然記念物第182号に指定されているとのこと。河川の自然破壊が深刻になるにつれ、これではいけないと里長が村を生物圏保存地域生態観光を実施するために整備し、エコツアーで観光客に訪れてもらおうと村の人たちと協力して推進していきました。村の住人らがエコツアーのガイドをし、みかんを使った加工品の販売を行い、さまざまな農村体験ができるように体制をととのえているそうです。

 

みかんのことで忙しい時期には別に観光客に来てもらおうとは思ってません、その時期以外でも誘致をがんばろうとは思いません、私たちができる時にできることをするまでです、という担当者の説明に目を丸くする人が結構いました。広報のために私たちを招待してくれたのでは?とあせりました。

 

後ほど、ツアーを企画した済州生態観光協会の担当者が説明をしてくれました。村の方々は旅行社でもなんでもなく、みかん栽培が何よりも重要で村の自然の美しさを外部の人たちと共有したいというボランティアのような気持ちで運営をしている、商業化するつもりはまったくなくあくまでもできる時にできることをするからこそ細く長く続けられる、そんな村の人たちへの理解をお願いすると。

確かにそうですよね、村の担当者の力強い話し振りは大変印象に残りました。
とても自主的にやっているなあとちょっと感動しましたよ。

 

 

 

 

話が終わったあとはしばしの休憩。雨に濡れた青いみかんの色、風景に癒されます。

 

 

 

 

お話の後は、みかんを使った済州島スタイルの蒸しパンを作りました。みかんの果肉に砂糖をまぜただけの大変シンプルなジャムのようなものをマッコリで発酵させた生地に包んて作りました。さわやかなみかんとマッコリの香りが会議室いっぱいに広がりました。

 

 

 

 

 

 

 

もちっとした食感、自然の甘みとマッコリの香りを楽しみました。