全羅南道の康津のSNSサポーターズの活動です。

兵営(ビョンヨン)エリアはマッコリ醸造所を訪れて、有機農マッコリの試飲をしたくらいできちんと訪れるのは今回は初めて。

全羅兵営城は朝鮮王朝時代の地方軍事施設、陸軍の総指揮部があったところです。1417年に造られたもので1992年には全羅南道記念物第140号に指定されました。現在も修復工事が進められているようです。

 

 

 

平地に築造され、南北にやや長い長方形であり、長さは約1060メートルだそうです。豊臣秀吉による朝鮮出兵、つまり文禄・慶長の役、軍事本部として大きな役割を果たしたとのこと。済州島で漂流中だったオランダ人ハメルがここに押送されて8年間余り抑留されたりしたところとしても知られ、すぐ近くにハメル記念館があります。

 

 

現在はとても静かな、本当に田舎町の中にこぢんまりと存在している兵営城。昔はどんな雰囲気だったのでしょうか。

 

 

 

 

 

町も大変こぢんまり。この日は日曜日だったのでほとんどがお休みでした。このこぢんまりとした雰囲気が個人的にはとても好きです。低い建物しかありませんし、本当に静か。なんとはない通りにある建物を見るのもとても楽しいです。こちらの建物とても気に入りました。

 

 

 

 

ハメル記念館にやってきました。この人気になっていたんですよねえ。1653年に済州島付近で船が難破して、その後13年以上朝鮮に暮らしたオランダ人ヘンドリック・ハメル。オランダのホムケム(Gorcum)市で生まれ、市内には銅像もあるそうです。詳しいことはこちらのサイトでどうぞ。

 

 

 

 

ハメルの一生と、彼が活躍した時代のヨーロッパ諸国航海関連の資料、オランダにまつわるものがいろいろと展示されています。

 

 

 

 

 

 

オランダの木靴の展示や実際に履いて撮影できるフォトスポットもありました。展示コーナーは全体的に暗いので足元に気をつけてください。

 

 

 

 

ハメル一行が7年間生活した全羅兵営城の周辺にはとても目を引く石垣がたくさんあります。この石垣に囲まれた村落では、ハメルらからその石垣の作り方を教わった?のかハメル一行が直接造ったのか説明を聞きそびれてしまい、よくわかりません。とても特徴がありますよね。一体ここで西洋人のハメルと仲間たちはどんな暮らしをしていたのか、謎です。

 

 

 

この櫛目状の石を見てください。おもしろいでしょう??

 

 

 

 

もう少しゆっくり見たかったのですが時間切れ!また訪れたいですね。

 

 

 

 

 

■全羅兵営城

全羅南道 康津郡 兵営面 兵営城路 175 外(城東里)

■ハメル記念館

全羅南道 康津郡 兵営面 兵営城路 180