昨日は「居住博物誌」の著者であるパク・チョルス先生の講演に行ってきました。
弘大のイーゴンハウスにて。

ソウル市立大学で建築学を教えてらっしゃり、大韓住宅公社住宅都市研究院で研究員としても活躍されていた方です。
もう、生きる韓国住宅史です(こんな貧弱な表現しかできない)。





2回あるうち昨日のになんとか行くことができました。済州島の聖イシドール牧場にあるドーム型の住宅についてのお話です。
ここは最近ウェディング写真でインスタグラマーに人気のあるところで、この建物(このボロっが人気)の前で牧場のアイスを食べるというのが観光のお決まりになっているといいますか、そんな感じです。

ここはまだ行ったことはありません。

1956年、アイルランドからやってきた神父さんが済州島で開拓牧場と教会をつくるために、見聞きした技術で建てていったものだそうです。
このドーム式の簡易住宅の特許権をある建設会社(朴正煕政権といろいろツテがある方…)が譲り受け、1960年代のソウルの住宅難の解決策として試験的に建てたこと、それらは九老やスユにあったこと…いやーこの建物いまソウルに残ってたらすごいなー(表現弱いなー)





パク・チョルス先生は本当に気さく。わたしのような、専門外のにわか建築好きの質問にも親切丁寧に答えてくれ、興味深い話をたくさんしてくれます。といいますか家の話を始めると止まらない先生(笑)
そんな先生から、本が出たときに本をあげるから住所を、と言われたときは本当に嬉しかったです。なのでこの本は宝物です。読めば読むほど自分の“薄さ”をまざまざとみせつけられるのですが、うわあそうだったのかあ、こうだったのか!といろいろな驚きが詰まっていて飽きません。

講演の後半は先生についての紹介と研究方法?みたいなのを話してくれました。
先生は1979年5月17日からの戒厳令により一年半学校閉鎖されたときに大学生だったそうで。
朴正煕暗殺事件やその後の1987年までの民主化運動の波の真っ只中、青春を過ごしたようですね…



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