ソウルの龍山(ヨンサン)からITX青春号に乗って約一時間十分、江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)はそのアクセスの便利さと、たくさんの魅力的な観光スポットが多いところとして旅行者にも人気なところ。今回春川を訪れた目的は、“テンプルステイ”です。

 

 

外国人を対象としたテンプルステイは日帰りと宿泊に分かれ、体験型、休息型、修行型の3つのコースがあります。今回は一泊2日の体験型で、簡単なお寺ツアーやちょっとした小物作りがメインのものでした。選んだお寺は三雲寺(サムウンサ)というお寺です。このお寺を選んだ理由は、寺は一般的に山にあるのですが春川市内のごくごく普通の町中にあったから。

 

三雲寺は春川駅からバスで約20分。翰林(ハンリム)大学のすぐ近くにあります。天台宗のお寺は気軽にお寺参りができるようにとほとんどが山の中ではなく町中にあるのだそうで、こういったビルの形をしているのだとか(ビルっていうのかな?)。

 

 

 

 

 

とにかく立派な建物、一階には幼稚園、エレベーター完備。

 

 

 

 

同じ敷地内に“テンプルステイ宿所”があります。低層マンション?ハイツ?っていうのでしょうか。

 

 

 

 

全体の様子です。で、ですね、集合時間の14時に電話をかけたら担当者さんが来て、「日・月の一泊なので一日体験のプログラムは午前中で終わり、団体のみなさんはお帰りになりました。宿泊タイプの申込みはあなたがたお二人(私と息子)なので簡単にお寺ツアーをして、簡単なものづくりして、ご飯食べて終わりです、朝のお勤めなどは参加自由です。朝ごはん食べてお茶したら終わります。」と言われました。ちょっと拍子抜けといいますかなんといいますか(笑)

 

 

 

 

お寺の案内を始めるのでとりあえずチェックイン。普通のマンションの3LDK。広いリビングと3つの部屋があり、二部屋以外は私たちの独占状態。オンドルもきいていてとてもあたたかく、そして部屋が明るい。

 

 

 

息子は着替えてゴロゴロ。

 

 

 

平日でも一泊は一人からでも受け付けており、夕食と翌日の朝食がついて一泊5万ウォン(2017年11月現在)です。プログラムは簡単に済ませて、春川を旅行したいという一人旅の方の、実は隠れ宿的なステイとして(?)人気なのだそうです(団体客と一緒にならなければ、です)。室内はもちろん布団もとても清潔。いやあ、いいところに来たなあ。

 

 

 

 

建物の中にある大仏宝殿に入って、天台宗のことについて、仏像の名称やどんな仏なのかを担当者が説明してくれました。お寺の外壁に描いている仏絵についてもいろいろと教えていただきました。

 

 

 

 

一体一体表情や印相のことなる大理石の像なども眺めました。

 

 

 

 

夕食まで時間があったので、タクシーに乗って昭陽江スカイウォークに行ってきました。いやあ、テンプルステイ中にこんなふうに観光スポットにさくっと行ってこられるなんて、ちょっとびっくりです。

 

 

 

こんなふうにカバーを靴にかぶせてガラスの橋を歩きました。

 

 

 

 

ちょうど夕陽が沈む頃。空はちょっともやがかかっていたものの、ゆるくのびる山の稜線と夕陽の織り成す美しい風景を眺めることができて大満足。その後、時間つぶしも兼ねて寺まで歩いて帰ることにしました。とてもいい運動になりましたよ~(続く)