江原道・楊口(ヤング)で毎年5月に開かれているコムチュィ(オタカラコウ)祭りのレポートです。

前半はこちら

 

コムチュィ祭りで一番のお楽しみといえば、こちらコムチュィを使った食べ物の屋台や、楊口の特産品を販売するコーナーです。

 

 

今年はコムチュィが不作だそうで、一人一箱販売するというお知らせが。確かに今年はソウルでもあまり出回っていないなあと、そしてちょっぴりお値段が高いなと思っていたのですが、量が少なかったのですね。ちなみに一箱一キロくらいで一万ウォンでした。

 

 

ではお店をのぞいてみましょう。コムチュィのほかにタラの芽もたくさん売っていました。韓国ではタラの芽をゆでたのに酢コチュジャンをかけたり、ジョン(チヂミ)にして食べたりします。初夏の味です。

 

 

楊口のコムチュィとかぼちゃをつかったチンパン(あんまん)の箱売りも。

 

 

 

そして忘れちゃいけないのがこのシレギ!大根の葉っぱを干したものです。楊口といえばシレギ、今年は春先乾燥する日が続き、乾きすぎてしまい脆いと販売の方が言っていました。持ち帰るときにはあちこちぶつけないようにとアドバイス、一箱購入しました。

 

 

 

 

よもぎを使ったインジョルミ(お餅)。

 

 

 

 

地元婦人会のみなさんが忙しそうに料理をしていました。

 

 

 

コムチュィをのせた蕎麦(メミル)ジョンです。大胆に葉っぱを二枚、見た目も素敵です。そば粉のクレープのようなものですね。とても体によさそうなメニューです。

 

 

 

 

こちらはコムチュィを入れたキンパとおにぎりを売るコーナー。

 

 

 

とってもきれいでしょう?小さめなお稲荷さんサイズのおにぎりです。酢飯でおいしかったです。

 

 

 

 

こちらはキンパ(海苔巻き)です。一口食べて噛んでいるうちにコムチュィのほろ苦さが口の中に広がります。地味に主張する苦さですね。

 

 

 

こちらはススプクミ、コムチュィは入っていません。とうもろこしの生地に甘さ控えめの小豆餡を入れて焼いた食べ物です。たまに猛烈に食べたくなる韓国の人気おやつ。こどもたちも大好きな味です。

 

 

お昼ごはんはこちらのセルフ黒豚バーベーキューでいただくことにしました。これを楽しみにしていました!コムチュィで包んで食べると、豚の三枚肉のあぶらっぽさが苦味とうまく合ってなんとも言えない味に。

 

 

 

バーベキューとはいっても、テーブルにカセットコンロがセットされて自分で焼いていきます。この日はお祭りの最終日だったせいもあり、お客さんはまばら。それでもみなさん焼肉を食べながら焼酎やビールをおいしそうに飲んでいましたよ。

 

 

はい、こちらがセットです。屋台でいろいろなものをすでにたべてしまっていたので、大人一人、子ども二人で2人前をいただきました。

 

 

 

古漬けのキムチもついてきてました。

 

 

まさかのごはんが!三人分はありそうです。お店の人が気をきかせてくれたのでしょうか、ありがたくいただきました。

 

 

いやー黒豚です。紅色の新鮮な黒豚、分厚い皮の部分に毛が生えていますよ~

 

 

ジュージューと焼いていきます。後ろに見えるのウエットティッシュ。ティッシュもセットについてきました。ありがたい配慮ですね。

 

 

 

ちょっとかりっと焦げ目がつくぐらいまで焼いていきました。

 

 

こんなふうにしてコムチュィの上に肉、そして味噌をつけていただきます。コムチュィ、黒豚それぞれの食感と苦味、そして肉の甘味がうまく溶け合っています。生のコムチュィを思う存分食べられる季節は決まっているのでとてもぜいたくな気分です。あ、もちろんこれ、コムチュィの醤油漬けでいただいてもおいしいのですけれど!

 

 

コムチュィは苦味があるので子どもたちはパス。ほとんど自分がむしゃむしゃと食べてしまいました。一年分のコムチュィを食べて満足です(笑)

 

 

こちらがお値段表。私たちがいただいたのは黒豚セット(2人前)で21,000ウォンでした。コムチュィのおかわりは2,000ウォンです。野外でいただく黒豚とコムチュィ、有意義な週末のお昼ごはんでした。

 

 

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