忠清南道(チュンチョンナムド)の論山(ノンサン)へ1泊2日で旅行に行ってきました。
ソウルから論山バスターミナルまでは約2時間20分、ソウル・龍山駅から論山駅までKTXですと約1時間20分、と論山は比較的アクセスのよいところに位置しています。論山と言えば何が思い浮かぶでしょうか?
韓流スターや身近な人の軍隊入隊する前に入所する陸軍訓練所があります!なのでファンや恋人が入所するという方は行ったことがあるかもしれませんね。論山の訓練所へのアクセスは検索するとたくさん出てきます。いろいろな方のブログを読んでいたらなんだかほろっとしたり(日韓遠距離恋愛している方などの)。
陸軍訓練所も今回もちろんいきましたが(入口とその横に準備中のミリタリーパーク)、論山は見どころが実はたくさん。それではさっそくご紹介しましょう~
まずは招待してくれた論山の市長さんに会いに市庁へ。とても多忙な方なので今回は挨拶もないままスケジュールを回るのかな?と思っていましたら、会ってくださることになりましたよ。
お若いですよね~論山市庁の黄明善(ファン・ミョンソン)氏。こちらにあいさつあり。決断力の速さとスピード感ある実行力で、二期目なのだそうです。ソウルの市議会委員もされてらしたとか。市長室に通していただき、市長自ら論山について簡単にかつ熱いプレゼンテーションをしてくれました。つい最近、論山陸軍訓練所の近くにKTXを招致するための予算を確保したというニュースを見ました。訓練所駅を作るそうで、すごいですねえ。ちなみに手にしているのは紅参ドリンクです。甘すぎなくておいしかったです。
あまりの熱烈な歓迎ぶりにタジタジ(汗)、なんというか真直ぐなんですよ、純粋といいますか。嬉しかったですね。
お昼ごはんは元々ビビンバだったそうですが、市長の飛び入り参加で食事内容がグレードアップ。こちらの“新村カルビタン”というお店でいただきました。
お昼からごちそうです。カルビタンを軽くいただくとイメージしていたので驚きました。豚肉の辛味炒め、カルビタンとメインは二つ。そして石釜で炊いたごはんです。
辛さの中にもまろやかさのある豚肉の辛味炒め。野菜に包んでいただきました。
そしてこちらが大きな骨付きにくが二本入ったボリュームたっぷりのカルビタンです。お肉は筋ばっていなくてちょうどよい歯ごたえのもので、ちょっぴり生姜が効いたスープが大変おいしかったです。
この釜飯、水分がちょうどいい具合に抜けていてお米の食感が大変よかったです。市長がスンニュン(おこげにお湯を入れて食後にいただくおこげスープ)の作り方をレクチャーしていました。
キムチ作りにかかせないセウジョッ(アミの塩辛)やカナリジョッ(魚が原料の醤油、ナンプラーのようなもの)は論山(江景)の名産物。だからでしょうか、キムチがとてもおいしい!!こちらは古漬けのキムチですが大胆にカットしてあり、こちらを丸めて口の中へ!“新村カルビタン”は古漬けキムチのおいしいお店としても知られているそうです。
■新村カルビタン 住所:忠清南道 論山市 灌燭路288
論山の観光ハイライト、般若山灌燭寺(カンチョクサ)にやってきました。寺についてくわしいことはこちらで。 http://www.buyeo.jp/guanchoeksa.php
で、ここは急な階段をえんやこらとのぼるのでいい運動になりました。寺に行くまでの道には2、3軒のお店があり、穀類や果物、マッコリなどが売られていました。とてもこぢんまりとしていましたよ。
このユーモラスな石仏!三頭身だそうです。 高さは18.12mで韓国内最大の石仏、高麗時代に造られたもので、恩津弥勒とも呼ばれているそうです。宝物第218号指定。
耳は肩に今にもつきそうなほど大きく、手は体に比べて小さいイメージです。右手に持っているのは花枝。蓮の花なのだそうです。博士のような帽子(冠)も印象的ですよね。
この弥勒殿から一直線に石塔が二つ、そして石仏がならんでいます。こういう伽藍配置って珍しいと思いませんか?外にちょうど石仏が見えるので、この弥勒殿には仏像がありません。
個人的に気に入ったのがこちらの輪蔵台(ユンジャンデ)と呼ばれる八面の回転式の書架。これを回転させると経典を読んだのと同じようなご利益があるとのことです。花の紋様と丈夫の木が複雑に組み込まれたところが美しくて見とれてしまいました。
■灌燭寺 住所:忠清南道 論山市 灌燭路1キル25 入場料:大人1500ウォン 交通:論山駅、市外バスターミナルから801、803番市内バスで約20~40分
ランキングに参加しています |