1、神父の息子
病院で。有名な女優はひそかに男の赤ちゃんを生んだ。看護婦長にお金をあげて、「ほかの妊婦にあげてください。彼女に双子を生んだと伝えてください。」と頼んだ。しかし、そのとき、病院には虫垂炎になっている神父さんしかいなかった。神父さんの手術が終わって、看護婦長はその赤ちゃんを抱いて来た。「神父様の息子です。おめでとうございます。」神父さんは驚いた。でも、まもなく、何か気づいたような、何か思い出したような表情をした。「これは奇跡です。神様の賜物です。」それから、神父はその男の子を育てていた。
二十年後、教会堂の寝室で。神父は息が絶え絶えになっていく。息子は隣に立っていた。「もうすぐ死ぬ。あなたに真実を教えるよ。この二十年、わたしに父と呼んでくれた…実は、わたしはあなたの父じゃない。母です。お父さんは大司教様です。」
2、果物の物語
ある汽船が海難事故に遭遇して、船長と一等航海士だけ生き延びた。彼らは船の破片で海を漂流中の5日間に自分の小便だけを飲んで、ついにある島に着いたが、島の中の野蛮人に捕まえられた。船長は野蛮人の頭領と交渉して、帰国を願った。
「我々は筏があるが、俺の言う条件を満たさないと…」
「何でもやります」と船長は即座に答えた。
「さあ、まず、君たち二人は別々に、一人でこの島に暮らして、十日後、ここに果物を十個持って帰りなさい。」と頭領は言った。
船長と航海士は島の中の森へ行った…
十日たって、航海士は先に帰った。彼は栗を十個持っていた。
「この栗を全部詰め込めよ、けつの穴に。詰め込む時、笑ってはいけない!」と頭領は言った。
「あっ、なぜ!?」
「これ、われわれ伝統的な試練だ。やらないと、筏を貸すどころか、お前を食う。」
航海士は詰め込むしかなかった。一つ、二つ、三つ…。九つ目まで、笑っていなかった。しかし、十個の時、笑ってしまった。なぜ?
彼は帰ってきた船長を見た。船長は10個もの大きな椰子の実を持って……


