法を犯さば
さすが曹操 様と思いますが、兵卒が同じ事をすると間違いなく斬首です。
『法を犯さば』という依頼の話でした。
実際は、許昌の3-1にいる「陳羣 」から豫州の26-27にいる「費紀」なる人物に《麦畑の賠償銭》を渡して
ほしいと依頼され、「費紀」に渡しますと今度は「費紀」から凶虎を退治してほしいと依頼され、《凶虎の尾》を8個
集め「費紀」に報告する依頼になります。
さて、この依頼ですが虎退治が目的になってますが、陳羣から依頼を受ける際に語られる話は有名な話です。
行軍の途中、曹操軍は麦の栽培地を通過したのですが、麦は刈入れを待つばかりとなっていました。
農民は恐れて逃げ出しそうになったので、曹操は領民を安心させるために、
「将校より兵卒に至るまで、麦畑を通る際、一歩でも麦を踏みつけた者は極刑に処する」
と軍令を出します。
兵士達は麦畑を通過する際は馬から降り、茎を手で押し分け踏まれることのないようにしたのですが・・・
鳩が突然舞い上がり、曹操の乗馬は驚いて、麦畑の中になだれ込み広い範囲の麦が踏まれてしまったのです。
曹操は直ちに書記官を呼び止めると麦を踏みつけた罪の裁定を下すよう命じ、法を作った張本人が自ら
法を破ったのだからこうでもしなければ世間は納得すまいと曹操は脇に刺してあった短剣を取り出すと自害
しようとします。
そこで、郭嘉は、
「春秋時代の書によれば「法は尊きには加えず」とあります。
殿は大軍の総大将であられます。
早まったことはされてはなりませぬ」
と翻意を促します。
春秋の書にそのようにあるのであれば死罪は免れようというと曹操は髪を深く切り、麦を踏みつけ本来なら
死罪と処すべきところだがその代わりとして髪を切り落としたのです。
曹操のこの行為を見た全軍の各兵士は規律を引き締め軍律を遵守することを固く心に誓ったそうです。
ゲーム内の陳羣も言ってますが、軍律の何たるかを示した曹操の話でした。
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