最近、日の出や日の入りを眺める時間を取るようになりました。こちらのご本を書いてくださった方々の影響かもしれません。ちなみに大人気のようで、未だに入荷待ちです。




昨日の朝は沈んでいく満月が太陽に赤く染まった榛名山の少し上にあって何ともいえない美しさでした。


今の季節は夫が出勤するときにちょうど駐車場に朝日が差し込んできて、日を背にして見送っています。


そのときにふと思い出したのが、『古事記』の神武天皇が東征するときのお話です。


神武天皇のお兄さんであるイツセノミコトが言う言葉です。


日に向かって戦うのではなく、日を背にして戦おう」


アマテラスオオミカミの子孫だから、太陽に向かって戦わない方がいいのか?背を向ける方が失礼な気もする?


ここのくだりがいまいち腑に落ちませんでした。あるとき、この解説を伺う機会がありました。


日に向かうとは、太陽神の力を拝み、頼るということ。

日を背にするとは、太陽神と同じ位置から物事を為すということ。


何かに救いを求める位置ではなく、自分が救う方の位置に立つということ。


この解説をお聴きして、なるほどと思って、しばらく忘れていたのですが、最近になって思い出しました。


無論、私が夫を送り出すときに、神の立ち位置にいるという大それたことは言いませんが、一人一人がここに立てたら素晴らしい世界だなぁとふと思いました。


助けを求めて、出残り便秘®︎をケアし、内痔核を克服してきた今、私はこのことをお伝えする立場へと回ってきたのだなと思います。