身体がめぐると、いろいろな扉が開いていきます。


私が群馬県に来て、今年で22年目です。


教員として働いて20年。

何者でもなくなって、本格的に💩を「出すトレーニング」を開始して2年目。


ここ2年の間で、働いていた20年間には行ったこともない場所に行ってみる機会が増えてきました。また、今まで行ったことはあっても、感情が動くこともなく通り過ぎていた場所の素晴らしさを発見することもあります。


始まりは麓に住まわせていただいている赤城山でした。赤城神社(三夜沢)の名水を汲みに行くことから始まりました。


家で一人キャンプごっこを始めて、カセットコンロでお茶を沸かして飲み始めたときに、群馬の名水でお茶を淹れたら美味しそうだと軽い気持ちでお水汲みに出かけたのです。



でも、なぜか簡単に行かなかったんです。


この名水に辿り着くまでに、赤城山を一周したり、対面不可な山道を走ったり。


赤城の小沼から、赤城神社に抜ける道は本当に細くてドキドキしました。



↑赤城小沼




榛名山麓の箱島湧水に立ち寄ったり。


赤城神社の名水を汲めたときは本当に嬉しかった。RPGみたいに一個ずつクリアしていって、やっとたどり着いた感がありました。


最初は一人で始めた群馬めぐり旅。


それがふとしたきっかけで、ご一緒していただくことが増えてきました。旅の仲間ができたのです。


群馬をめぐる水や気。

大地のエネルギーや人が築き上げてきた歴史を感じる旅。











どこへ向かっているかはわかりませんが、一つずつ扉が開いていくのが楽しみです。


自分の身体がめぐり出したことで、身近な世界の豊かさに気づけるようになったのかもしれません。


この地に来た不思議。

ここで出逢った人たちとの縁の不思議。


土地にとっては、人の活動もめぐりの一部です。


群馬の地が豊かにめぐることが、ここに住む私たちの目標かもしれません。