💩のめぐりは、すべてのめぐりに波及していく。



なにせ、「出す」ことが核なんです。

ここから、日々の生活や人生がカタチづくられていくといっても過言ではないと私は信じています。


以前、「めぐる」っていう言葉の成り立ちについて考えていたことがありました。ここからは、正当な文献を調べた訳ではなく、私なりの考察です。


めぐる、めぐり、めぐむ、めぐみ。


めは「芽」、ぐは「具」?


古語辞典を見てみると、「めぐむ」には新しい芽を育むという意味がありました。


芽や具は、物事の材料。

すなわち、エネルギー?


めぐ + る

めぐ + む


動詞は言い切りの形がウ段で終わる言葉。

同じく活用する形容詞は「い」、形容動詞は「だ」で終わるのに対して、動詞ってウ段「う、く、す、つ、ぬ、ふ、む、ゆ、る」という幅広い音で終わるのが昔っから不思議でした。


なぜ、一音ではないのか?


それぞれの音になにかしら意味があるのかもしれない!


それぞれの音で終わる動詞を思い浮かべながら、ずっと考えていました。


ある、いる、うる、える、おる、かる、きる、くる、ける、こる、さる、しる、する、せる、そる、たる、ちる、つる、てる、とる、なる、にる、ぬる、ねる、のる、はる、ひる、ふる、へる、ほる、みる、もる、やる、よる、わる


あむ、いむ、うむ、かむ、くむ、こむ、すむ、つむ、とむ、のむ、はむ、ふむ、もむ、やむ、よむ


「る」は動詞を作るときに便利な音みたいです。「る」で終わる動詞はたくさんあります。回転というか動きを表すというか。


「む」はゆっくりしたスピードで密度が濃い感じがします。体内や内側に入れ込んでいくイメージを持ちました。


これはあくまでも私のイメージですが。


「芽」「具」が回るのが、めぐる。

それを名詞にすると、めぐり。


「芽」「具」を入れ込むのが、めぐむ。

それを名詞にすると、めぐみ。



エネルギーは常にめぐっています。

自分のところにはめぐみがいっぱい流れ込んできています。


「芽」と「具」がカタチを変えて、ぐるぐる回っているのです。


その「芽」をどういうふうに育てて、「具」をどういうふうに扱っていくかは、それぞれの才能や個性で変わってきます。


「出し方」はいろいろ。


溜めてたら、「芽」と「具」はどうなるか?

開花も結実もできず、朽ちていきます。

もったいないことです。


めぐり、大事です。