私は2年前の今日、泣きながら生きていくのが辛くて辛くて、湯治にきていた万座温泉の一室で最後の夜を迎えていた。


温泉は素晴らしかったが、身体はもうどうしようもなくて、便秘も内痔核も治ることはない。温泉だけで治るはずもないのだ。手術してもおかしくないレベルの内痔核だったから、温泉に罪はない。


でも、万座温泉は私に新たな視点を与えてくれた。


「群馬県内に限らずに、肛門科を探してみよう」


どんなワードで検索をかけたのか、もう覚えていないが、真っ先にみのり先生のブログとご本が上がってきたのだ。


出残り便秘®︎?


そんな言葉、聞いたこともなかった。

腸、じゃないの?

肛門に💩が溜まってたの?


おしりを洗ってはいけない?


え、肛門念入りに洗いまくってた…。


あまりにも新しい概念すぎて、頭がガーンと打たれた感じ。身体中、稲妻にうたれた感じ⚡️


電子図書をすぐに購入し、読み終えた。

ブログも一晩中読み続けた。


私の身体で便秘と内痔核が起こっている原因が一気に氷解した。


やっと、わかった…


今度は希望の涙が出てきた。

自分に済まなかったという懺悔の涙も出てきた。


さっきまでの途方に暮れた絶望感はなくなっていた。身体の中にあたたかい柔らかい感覚が戻ってきた。



あれから2年。


生きててよかった…

今、本当に幸せだよ。


そのときの私にいつも声をかける。

トイレで泣いていた私に。


あなたは出会えるよ。

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青木道子まで