この春の人事異動が決まった。
思えば昨年の秋、私は退職するかしないかで迷っていた。
混乱しすぎて、自分でもよくわからなくなっていた。
そんな自分にダメ出しして、苦しかった。
毎日身につけていたネックレスのチェーンまで、こんがらがって。
もう、何なのよ!!!!
って、もがいてた。
職場が嫌なわけでもない。
仕事がイヤなわけでもない。
人間関係も悪くない。
希望して異動できた職場であり、すごく気に入っていた。
自分のやりたいことが思い切りできていた。
でも………飽きたのだ。
誰がいい悪いでなく、素直に自分が飽きてたんだ。
名残惜しいけど、この場を去るときだ。
私の染めもの記念日の朝、異動希望の書類を提出した。
たとえ、異動ができなくても、意志を表すことだと思った。
気づけば、春。
突然の全国一斉休校要請。
離退任式もなく、子どもたちに別れを告げず、去ることのさみしさもある。
でも、自分が決めたこと。
その結果は、自分で引き受ける。
この異動を割り切れないと感じる人もいるだろう。
理解されないこともあろう。
それでも、私が決めたのだ。
わたしはわたしの心に添うと。
服従と支配の関係から解き放たれた今、
普段は心が千々に乱れる春なのに、
どっしりと構えてられる。
自分でも不思議なくらい怖いものなしな気分。
心から今旅立つ、この職場に感謝してる。
こんな気持ちで、次に進めることが わたしにはうれしい。
ありがとう。