啓示17章-新・大娼婦が座る緋色の野獣は何を表わすか(33)北の王の側に立つべきでない理由 | ヨハネのブログ

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Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
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prophecies in my
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(1)龍と野獣と偽預言者の口から悪霊の霊感の表現が出て地の王たちに戦いを呼びかける

 

 

 

 啓示16章によると、「かえるのように見える三つの汚れた霊感の表現が,龍の口から,野獣の口から,偽預言者の口から出るのを見た。それらは実は悪霊の霊感による表現であって」・・・「人の住む全地の王たちのもとに出て行く。全能者なる神の大いなる日の戦争に彼らを集めるためである。」「それらは王たちを,ヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる場所に集めた。」とあります。(啓示16:13,14,16)




 龍とは悪魔サタンのことです。(啓示12:9)野獣とは緋色の野獣、もしくは、啓示13章の海からあがる野獣でしょう。(啓示16:13)偽預言者とは、北の王です。つまり、北の王と、その同盟国とその国際組織は、南の王に対して敵して戦うように地の王たちを奨励するようです。





 エホバの証人は、このハルマゲドンで戦われる「全能者なる神の大いなる日の戦争」とは、この事物の体制の最後の神の王国と人間政府の戦争を表わしていると解釈しています。しかし、ハルマゲドン、つまり昔のメギドで戦われた戦争は人間同士の戦争でした。




ハルマゲドンとは「メギドの山」という意味です。メギドは、ユダのアハジア王と、ヨシヤ王が他の王と戦って敗北して死んだ所です。(列王第二9:27;23:29)とりわけ、ヨシヤ王は、エジプトのファラオ・ネコと戦わないように勧められましたが、神の言葉に従わないでメギドで命を失ってしまいました。



 

josiah
ヨシヤ王は神に聞き従わずメギドで死んだ

メギドでは王たちの戦いが行われて戦った王たちは命を失った





 

 緋色の野獣と北の王が奨励するのは、神と戦争をすることではなく、南の王と戦争をすることを奨励します。それで、このハルマゲドンで戦われる「全能者なる神の大いなる日の戦争」とは、は、北の王による南の王に対する三度目の総攻撃を意味しているのではないかと思います。






 

frog

悪霊の霊感の表現は・・・
dragon1
scarlet colored beast1lamblikebeast

龍と野獣と北の王の偽預言者の口から出て戦争を奨励する





 

 

 

 

 


 

armageddon

ハルマゲドンとは北と南の王の間の最終的な国際紛争を意味すると思われる




 

 それで、メギドで戦うことは勧められることではありません。それで、北の王が南の王と互いに敵対するならば、どちらの側も文字通りに命を失う可能性が高いです。それで、どちらも敵対しない方が自らの命を守れるのです。

 

 ハルマゲドンが北と南の間の国際紛争を意味するというこの結論は、まだ一考の余地がありますが、また将来再考してみます。現在では、このように解釈しています。


 

 しかしながら、続く節には、「大いなるバビロン」が神のみ前に思い出されたと記されています。(啓示16:19)大いなるバビロンがまだ存在しています。啓示16章の文脈で、「全能者なる神の大いなる日の戦争」で、この事物の体制の終わりに言及して、その後、大いなるバビロンの滅びを考慮するのはおかしいです。ですから、当然、ハルマゲドンで戦われる戦争とは、人間の諸政府同士の戦い、北の王とその同盟軍による南の王に対する最後の決戦を意味していると結論するのが妥当であるのではないかと思います。

 

(2)北の王が世界の覇権を握るのは一時的

 

 北の王と緋色の野獣は、一時的には南の王に代わって世界の覇権を握ることになりますが、その期間はわずかです。緋色の野獣、「かつていたが今はいない野獣」「八人目の王」は、最後には、「去って滅びに至る」ことになっています。(啓示17:11)



 

8thking
八人目の王最後の王もつかの間の間支配し過ぎ去ることになっている




 

 エゼキエル書の預言には、北の王は南の王を滅ぼして後、自らの支配権に完全服従をしない神の民の社会に対して大きな軍勢を率いて軍事攻撃をすることが予告されています。(エゼキエル38:2-9)

 

  結局、北の王は、南の王を滅ぼすことにより、神の民に一時的な救出をもたらしますが、それは、エホバ神とその言葉に対する真の信仰に動かされてそのようにするわけではありません。(ダニエル7:21,22)ただ、単に世界の覇権を握りたいという自らの目標を達成するために行動したにすぎなかったのです。

 

 さらに、北の王は、神の王国に入る希望を持つ聖なる者たちを滅ぼすことが予告されています。北の王は、「聖なる者たちで成る民をも[滅ぼす]。」と預言されています。(ダニエル8:24)おそらく、その北の王の軍勢が神の民を総攻撃をしかける時に、真っ先に殉教するのでしょう。

 

 何らかの国民投票などが行われたり、裁判が行われて、油そそがれたクリスチャンを処刑するようにという裁定が出るのかもしれません。聖書に忠実なクリスチャンたちは万が一そのような裁定が出ても、油そそがれたクリスチャンたちを剣で戦って守ることはしません。聖霊で油そそがれたクリスチャンは、そのような裁定に従い、殉教の死を遂げます。ですから、神の王国に入る希望を抱くクリスチャンが完全に滅ぼされるのは、南の王によってではなく、北の王によってです。

 

 しかし、そのようにして死に至るまで神に忠誠を保った者たちは、霊者として復活させられ、霊者で成る神の王国政府は完成します。


 

 完成した神の王国は、自らに服さない人間政府とその崇拝者たちを滅ぼしてしまいます。(ダニエル2:44,45)エゼキエルの預言にも北の王とその軍勢は、天変地異により滅ぼされてしまうことが預言されています。(エゼキエル38:19-23)ですから、それは、神のみ業であり、霊者で成る神の王国政府の業です。北の王は、最後には、「去って滅びに至る」ことになっています。(啓示17:11)ですから、北の王が世界の覇権を握るのも短期間です。


 

(3)神の側に立ち真のキリスト教を実践しましょう

 

 それで、エホバ神は、望めば、人間の政府とその軍勢を一撃のもとに倒すことができますが、できる限り多くの人々が救いに至るために辛抱しておられます。(ペテロ第二3:9)それは、例えて言えば、世界強国が非常に強い軍事力を持ちながら、外交交渉と言う平和的な方法を取るのと同じです。


 

  ですから、エホバ神の権威は、実際には、強大な力で裏打ちされていますが、エホバ神は単に力に頼って、ご自分の思い通りにしようとはされません。しかし、そのように創造者に信仰を持つというのはなかなか難しいでしょう。

 

 一番、賢明なのは、預言が成就していることを見極めたならば、神の側に立つことです。預言が成就しているという事は、聖書の背後に預言の神、全知全能の真の神が存在されることを示しています。聖書を読んで真のキリスト教を実践しましょう。