日本人は、従来よりも離婚が増えています。最近では、三組に一組が離婚に終わるということになっています。なぜ離婚が増えてきたのでしょうか。ひとつには、伝統的に日本女性は、夫が浮気をしたり横暴であったりしても、離婚しませんでした。泣き寝入りをして耐え忍びました。しかし、最近は、女性が経済力がついてきたので、夫が不倫をするなら、我慢しないで、離婚を選ぶ女性が増えてきました。
しかしながら、性の不道徳が行われた場合、罪のない配偶者は離婚をする権利が与えられることを聖書は示しています。性の不道徳は神が離婚を許される根拠となります。(マタイ5:32)
不倫は聖書的に離婚の根拠を潔白な配偶者に与えます
また、最近の若者は、配偶者が日常生活で協力的でないと感じれば、我慢をせずに、すぐに離婚をします。最近は、性格の不一致という理由ゆえの離婚が増加していると言われています。これは、神に許されない理由での離婚です。先ほど述べたように「淫行」、つまり不倫は離婚をすることを神が容認される唯一の根拠です。
基本的に聖書によると結婚の絆は神が創始され、生涯にわたるものであることが意図されていました。(マタイ
19:6)
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Ji-Elle |
離婚をすると貧しい独り親家庭が産み出されます。昔から、独り親家庭は、貧しく配慮を払わなければならない立場にありました。聖書は、「やもめや父なし子を虐げ」てはならないという言葉があります。(エレミヤ7:6)片親家庭は社会的な弱者になり、通常貧しくなります。
稼ぎ手が二人いるのと一人しかいないのとすると、両親家庭の方が豊かなのは言うまでもありません。また、女性の賃金の方が男性の賃金よりも低いのは社会の現実です。
子どもがいて離婚する場合、多くの場合、子供は母親が引き取ります。そのため、離婚は、貧しい片親家庭を産み出し、子供は精神的にも安定せず、学業にも打ち込めず、警察沙汰を引き起こす子供もいます。また、両親が離婚すると、片親家庭では十分子供に教育を施せず、やはり子どもが経済力をつけることができないという悪循環が産み出されます。
ですから、結婚する前に、結婚して長年連れ添える人であるかどうかを十分確認する必要があります。そのためには、婚前交渉などをして子供を妊娠し、子育てのために結婚せざるを得ない状況を避ける必要があります。結婚する前に十分に理性を働かせて判断力を働かせる必要があります。そうしなければ後悔します。
(1)恋の歌などに影響され一時的な激情や外見に基づいて結婚する事を避ける
昔からそうですが、恋愛の歌などは、相手と性関係を持ちたいという一時的な強い激情をかきたてることがあります。カップルの間に、互いに性関係を持ちたいという気持ちや相手を自分のものとしたいという気持ちを強くさせます。恋愛の歌などは、理性ではなく、感情に基づいて行動させることがあります。
ラブソングなどは理性的に考えるのではなく感情に任せるよう勧めることがある
最近の離婚率の高さに影響しているのは、相手がどんな人か、本当に互いに相性がいいかどうかを理性的な目で確かめずに、単なる一時的な激情で結婚することです。
一時的な激情に従って性急に結婚するならば相手が日常生活ではどのような人であるかが明らかになった時、後悔することになります。ただ、相手がハンサムであるとか、美人であるかということで決めると後で後悔することがあります。
聖書はダビデの息子のアブサロムという若者が当時の人々の間で飛びぬけて"イケメン”だったのですが、内面は、神や権威を尊重しない自己中心の人であったことを示しています。(サムエル第二14:25)彼は父親のダビデ王の地位を奪おうと軍事行動を起こしました。人は外見に影響されがちですが、外見で結婚相手を決めるべきではありません。(サムエル第一16:7)
アブサロムは非常にハンサムだったが自己中心的な男だった
外見は必ずしも良い内面を意味しない
十分識別力を働かせて、相手が日常生活でどのような人になるかを十分確認する必要があります。日常生活で相手がどのように行動するか、利他的に行動する人であるか、確認する必要があります。
(2)クリスチャンはクリスチャンと結婚することは保護になる
この記事は、クリスチャンを初め、あらゆる考えを持っている人を対象にしています。しかしながら、一番、望ましいのは、結婚配偶者が聖書の価値基準を重んじる価値基準を持っていることです。聖書を知り、神に敬意を払い、聖書の道徳基準を重んじていることは、保護になります。
聖書は、クリスチャンには、同じ信仰の人、つまり、クリスチャンとのみ結婚することを求めています。聖書は次のように述べています。「もし夫が死の眠りにつくことがあれば，彼女は自分の望む者と自由に結婚できます。ただし主にある者とだけです。」(コリント第一7:39)結婚相手は、「主にある者」、つまりクリスチャンからのみ選ぶようにと指示されています。
神はクリスチャンの信仰を持つ人の間で結婚するよう求めている
「不釣り合いにも不信者とくびきを共にしてはなりません。・・・また，忠実な人が不信者とどんな分を共に持つのでしょうか。」(コリント第二6:14,15)という言葉があります。くびきを共にするとは、結婚することを意味する事があります。なぜなら、結婚について言及された時に、「神がくびきで結ばれたもの」とイエスは言われました。(マタイ19:5,6)
同じクリスチャンの信仰の人同士の結婚は保護になる
また、その人は、結婚しても、同性愛者の相手とは性関係を持つことがあると言っているでしょうか。(テモテ第一1:9-11)通常、妻は、そのように夫を性的に他の異性、他の同性と分かつことはできないはずです。また、男性同性愛者は、エイズや性病の感染率がとても高く、男性同性愛者との結婚は、健康を危険にさらす可能性がとても高く、勧められません。
Brocco from Madriz, Spain
エイズや性病の感染率が高い同性愛者との結婚は健康を危険にさらす可能性が高い
(3)結婚したら相手に性的に忠実を保つことが大切であると考えているかどうかを確かめる
そもそも結婚したら、ただ配偶者とのみ性関係を持って相手に忠節であることの大切さを認識しているかどうかを十分理性的に確認する必要があります。それは、分かっているはずと、軽率に判断するだけでは不十分です。(ヘブライ13:4)何気ない会話の中で相手に尋ねてみることができます。
結婚しても生涯相手に性的に忠実を保つべきだと考えていない男性も少なくありません。男性は、性関係を持つ女性の数を勲章のように自分の魅力を証明するものだと考えることがあります。結婚してみて、うまくいかなければ、別れたらいいと考えている人もいます。そのように考えていればそうするでしょう。
そもそも結婚の絆は容易に引き裂いていいものではありません。結婚して性関係を持つ夫婦は一体となります。
イエス・キリストは、アダムとエバの結婚後の神の言葉について言及され、「『このゆえに，人は父と母を離れて自分の妻に堅く付き，二人は一体となる』と言われたのです。したがって，彼らはもはや二つではなく，一体です。それゆえ，神がくびきで結ばれたものを，人が離してはなりません」と言われました。(マタイ19:5,6。創世記
2:24)
結婚した二人は一体になり一人の人となる
一人の人になっていますから、無理やり離婚をする人は、一人の人を引き裂くことになります。それは大きな苦痛をもたらします。ですから、聖書は、結婚の絆は、永続的なもので、基本的に、死によってのみ分かたれるものであると述べています。(コリント第一7:39)あなたが結婚相手と考えている人はそのような認識を持っているでしょうか。
外見や一時的な激情で決めないように、冷静な頭で、理性を十分働かせて結婚相手を決める必要があります。
それで、自分の結婚が離婚に終わらないで済むようにしたいのであれば、相手が聖書の価値観を尊重する人であるかどうか、結婚の取り決めを尊重し、結婚相手に性的な忠実さを保つ決意を持つ人であるかどうかを確認する必要があります。そのようにすれば、生涯相手と連れ添い、結婚があなたにとって幸福の源となることでしょう。
さらに、どんな点を結婚前に考慮するべきかをまた次の記事で考慮したいと思います。
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