箴言13章・せん越は闘いを引き起こし一緒に協議する者たちには知恵がある | ヨハネのブログ

ヨハネのブログ

I am Japanese female Christian Masako
Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
I love Jehovah God and the Bible.
I explaine Bible
prophecies in my
Yohane no blog.


   聖書は「せん越であることによって人は闘いを引き起こすだけである。」と述べています。(箴言13:10)聖書は、せん越に行動して、自らに災いを招いた例が数多く記されています。



 一方、聖書は、物事を話し合って不要な分裂や戦いを回避した例が記されています。箴言は、「一緒に協議する者たちには知恵がある。」とも述べられています。(箴言13:10)



 私たちは、せん越になるのではなく、まず、エホバに祈って、エホバのご意志を確かめ、聖書を参照し、エホバに選ばれている権威を尊重し、皆で話し合う方が結果がいいです。そのような聖書の例を考慮しましょう。



 まず、せん越に行動した人として思い出されるのは、モーセやアロンの権威を認めずに、自ら祭司の立場を自分たちのものにしようとした、コラ、ダタン、アビラム、オンの例があります。


   エホバ神は、エジプトに奴隷状態にあったイスラエル人を救い出すために、モーセその兄アロンを用いられました。(出エジプト6:2,6)



 モーセとアロンの働きにより、イスラエル人がエジプトの奴隷状態から救い出されたのは、事実でした。モーセとアロンに神とみ使いたちの奇跡的な後ろ盾があったことは事実でした。



   このことを考えると、モーセとアロンの神のみ前での立場を謙遜に認めて、せん越に行動しないのが賢明だったでしょう。



 ところが、コラ、ダタン、アビラムはモーセとアロンが自らを勝手に高めているとせん越に非難しました。(民数記16:1-3)そして、神の恵みを受ける立場と権威を行使する立場をモーセとアロンを退けて得たいと考えました。それで、彼らは神から許可を得ていないのに、せん越に香を捧げようとしました。(申命記16:18)



 コラ、ダタン、アビラムはエホバとの親しい関係を得たいと考えていたらどうすべきだったでしょうか。まず、彼らは神に祈って自分たちの希望を神に申し述べるべきでした。



 そして、モーセとアロンを退けるのではなく、モーセに自分たちの願いを述べて、神にとりなしをしてもらう方が賢明だったでしょう。エホバ神は、ご自分の僕たちの求めを考慮して受け入れられることもある柔軟性のある方だからです。



 しかし、モーセはコラがレビ人として神に奉仕できることも特権であると言いました。そして、その立場を評価していれば祭司としての立場を求めるべきではないと言いました。(民数記16:8-10)




  確かに、モーセの言葉は一理あり、彼らは自分たちが与えられている特権に感謝して満足することもできました。ですから、考え方によっては、命を失うこともなかったでしょう。



 ところが、コラとダタンとアビラムは、せん越にモーセとアロンを退けようとしたので、自分たちの命を失う結果になってしまいました。(民数記16:31-33,35)それで、物事の進め方で結果は異なってくるでしょう。せん越にならないのが賢明です。




Korah and His Followers Swallowed Up (korah)

コラの仲間はせん越さのために神によって滅ぼされてしまいました




 また、せん越に行動した人たちとして、一世紀のエルサレム会衆の一部の長老たちがいます。彼らは、クリスチャンもモーセの律法を守って割礼を受けるべきだとエルサレム会衆の外で教えました。(使徒15:1,24)



  しかし、それまで、割礼を受けていない諸国民に聖霊が注がれてクリスチャンとして受け入れられていました。(使徒11:1-4,17)



 それら割礼組の長老たちは、まず自分たちの考えをエルサレムの会衆の長老たちと徹底的に話し合うべきだったでしょう。しかし、彼らはそうしないで、アンティオキア会衆に行って自分たちの考えをせん越に公表しました。それで、そこの会衆では見解の違いを巡って論争が起きました。(使徒15:2)



 パウロは、事態に賢明に対応しました。このことで、エルサレム会衆の長老団と話し合うように取り決めました。そして、わざわざエルサレムまで旅行をして、使徒たちを含むエルサレム会衆の長老団と話し合いをしました。



 その結果、聖書が述べることと、事態がどのように進展しているか聖霊の導きが考慮され、クリスチャンには割礼を含めて律法を守ることは求められていないという結論が出されました。



 それで、パウロが一緒に物事を協議したので、クリスチャン会衆内での分裂は回避されました。パウロはエルサレム会衆の長老団と調和して働き続けることができました。(使徒16:4)



 それで、ある問題がある時、また何かの希望がある時、せん越になってやみくもに自分の欲望に従って行動するのではなく、まずエホバ神に祈ることが大切です。



  せん越に行動し続けるならば、エホバ神からの災いを経験することになるかもしれません。それで、何でもまずエホバに祈りのうちに相談するのが賢明です。



 そして、神から選ばれている油注がれたクリスチャンに、そのことを相談することは、事態が良い方向に動く助けになります。その油注がれたクリスチャンは、あなたのために祈ってくれるかもしれません。



  また、希望をかなえるためにどうしたらいいか聖書や経験から良い提案をするかもしれません。そうすることは、不要な分裂や争いを避ける助けになります。



 また、他の賢い人々とも話し合う人は知恵があります。(箴言15:22;20:28)物事を解決するのに、自分の知恵だけでなく他の人の知恵も借りることができます。




Panton Discussion 1,RP by okfn (discussion)

専門家や事情に通じている人に相談することは解決の助けになります



 そして、物事を判断したり、決定する際にエルサレム会衆の長老団とパウロがしたように、聖書に照らして考慮するのが賢明です。また、神の聖霊の導きも考慮することができます。



  祈って聖書の原則を思い巡らしてみましょう。きっとエホバはあなたにとって益となり助けになる原則をあなたに思い出させてくださるでしょう。また、神はその原則をどのように適用したらいいかを教えて下さるでしょう。





(bible55)
行動する前に聖書の原則を考慮しつつ祈ってみましょう




Thinking by Moyan_Brenn (thinking1)

聖書の原則に基づいて祈りながら考えてみてください―神はあなたがせん越にならずに問題を解決する助けを与えて下さるでしょう