こんにちは、根本 沙璃(さり)です。

 

二十四節気のコラムをお届けします。

今年の冬は、びっくりするほど温いですね。

 

この時期ならではの引き締まるような寒さを
感じることがほとんどないくらいですが

暦の上では、寒さがピークになりつつある時です。

本コラムを通じて、季節の移ろいを味わい

母なる地球とのつながりを
感じていただけましたら、幸いです(^^

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【二十三節氣 小寒(しょうかん)】

 

本日~1月19日ごろまでを指します。

寒さが極まる、やや手前の頃を指します。

一年で、もっとも寒いこの時期を
「寒」と呼びます。

小寒は、寒の入り、立春になる寒の明け
までの約1ヶ月を、寒の内といいます。

ちなみに、この時期に出すのが寒中見舞いです。

「小寒の氷、大寒に解く」

と言われ、実際に小寒のときの
方が、大寒よりも寒く感じる日も多いです。

また、この言葉から、物事が必ずしも
順番通りに行かないことのたとえにも
使われます。

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【開運フード】

旬の物を食べるのは
エネルギーがもっとも高いので
おすすめです。


小寒の時季のおすすめは


・鱈(真鱈)



やさしい白身のやさしい味は
野菜の味と調和して、内側から
温めてくれます。


また、淡泊で食べやすいため
病後やストレスなどで胃腸が
弱っているときにも心強い食材です。


タンパク質が豊富で脂質が
少ないので、ダイエットにも
効果大です。


ちなみに、鱈という魚は
食べることが大好きで、大口を
開けて、捕食します。


そのため、お腹も大きく
膨らんでいます。


「たらふく食べた~」などのたらふくとは

まさに鱈が語源なんですって。


・蕪(かぶ)



春の七草の一つ、すずなとは
蕪の古名なんだそうです。


丸い根っこの部分は、ビタミンCや
カリウムが豊富に含まれています。


お腹を温めてくれるので胸や
腹部の冷えから来る痛みや
消化不良に効果があります。


また、乳腺炎や便秘の解消
にも良いです。


そして、上がった氣を下ろす
作用があるので

のぼせや熱を持った
腫れ物、吹き出物にも効果的です。


葉の部分には、カロテンや
カルシウム、鉄分などが含まれています。


★オマケ

1年間の風邪予防のおまじない。

新年明けて、1月7日に爪を切る
ことなんだそうです。

 




7日に、七草がゆを作るとき
全日の番に七草を包丁でたたいて

水に浸しておいて、7日の朝に
おかゆを入れるのが手順。


そのおかゆを作る前に、七草爪
といって、七草を浸した水に

爪をつけて、やわらかく
してから切ると

その1年間風邪をひかないと
古来から言われてきたそうです。


きっと、寒い中育つ七草には
たくさんの生命力が詰まっていて

神聖なエネルギーに満ちている
のだと思います。


先代たちの自然界を敬う知恵は
ありがたいですね。


七草粥を作らないとしても
7日に爪切りをする

という、ハードルの低い
ところから、トライしてもいいと思います(^^


それでは、澄み渡る空を見上げて

きらめく星に思いを馳せて過ごしましょう。