集団的自衛権が、世間を騒がしている。
同級生でもあった先輩達は、自分の考えと首相の考え方の狭間で幾分戸惑っている様子だ。
この問題は、本当に難しい。
集団的自衛権を持つことが、凶なのか?吉なのか?
社会や時代が変化することで、答えは変わる。
持つという考え方が、他国によって承認されるか否かということさえも変化する。
持つことができる間に持とうよと言う人、持つことで日本は変わるよと危惧する人。
ここまでいくと、首相に運があるのか、ないのかに近い問題だと思えてしまうのは私だけだろうか。
昔、中国には中庸という考え方があった。
中庸という考え方をいまでも中国の人が覚えているかははなはだ疑問だが、この中庸の意味も立ち位置によってどんどん変化していっているに違いない。
振り子のように右や左に揺れる世の中だが、全部の振り子が同じように揺れ出して、あらぬ方に向かわないことを願っている。