農業かな | 子どもスタジオLittleStarsのブログ
最近の異常気象を観ていると、日本のコンピュータ産業の父と言われている和田弘先生を思い出す。
もちろん、電気やら情報処理が専門の先生なので、習ったものは情報処理であったけれど、とてもユニークな先生でおもしろい話をたくさんしてくださった。

2・26事件のときに、いとことその仲間が集結しで事件現場に向かう様を和田少年が電信柱の陰から見ていたこと。
技術将校として戦争に関わったこと。

そんな先生の口癖は、これからは農業だよであった。
伊勢原にあるみかん農園で、毎週末農業に親しんだのはつい昨日のことのようだ。子ども達も一緒に、10数年農園の手伝いをしたことも今では良い思いでだ。
電気の分野であれだけの功績を持っていても、農業は素人。
なかなか思ったようにはいかなかったけれど、趣味にまでこれだけの勉強をするんだといつも感心させられた。

農業は、遺さなくてはいけないと私も思う。
けれども、農業の形は変えなくてはいけない。
自然によって、壊滅をしない形の農業。それでありながら、自然の恵みを最大限に取り入れられる農業。少しずつは増えているようにも思うけれど、こんなところに政府はお金を投じた方が良いと思うのだが…。

それはきっと、地方都市の再生にも繋がるように思える。
それ以上に、食料危機にも備えられると思う。