左利きの人を見付けた。
ちょっとうれしくなって、「左利きなんですね」と言ってしまった。
子どもが二人とも左利きなこともあり、左利きの人をいつのまにか探してしまう癖があるようだ。
「小さい頃に斜位があって、右利きに直すと脳が混乱するので止めた方が良いと言われて、直せなかったんです。」
なるほど、同じ左利きでも理由がさまざまなんだんと妙に納得した。
目で見ることも、耳で聴くことも、匂いを感じたり味がわかること。
目、耳、鼻、舌。
直接的な器官だけでなく、いつも脳が関係している。
眼鏡を変えれば、眼鏡に慣れるまでの間びっくりするような映像を見せられたりする。(眼鏡をかけていない人にはわからないだろうが、直線が曲線に見えたりするのだ。)
それを、わずかな間に補正するのだから本当に脳はすごい。
視力回復映像なるものを見て立体画が見えるのもすごい。
といっても、絵は見えるものの視力は全然回復しないが(笑)、
脳は時には存在するものを見せてくれないし、逆に存在しないものを見せることもある。
私達はいつでも、必要なものを必要な時に外界から手に入れられるようなきちんとした方法を自分の脳に教えていかなくてはならない。
つくづくそう思う。