後輩から借りた雑誌の片隅に
偶然見つけた
「文通コーナー」

広い世界を知りたくて、
ここに載りたい!と
応募したそのハガキが掲載されたのは
それから3ヶ月後のこと

一通のお手紙を皮切りに
その日から毎日、
続々とお手紙が届き始めます爆笑

年齢も性別も住むところも、
何もかもが違う、
全国のたくさんの人から届く
そのお手紙の数々は

どれも、私の知らないことばかり。

日本各地の風景だったり、
経験したことのない趣味の話だったり、
聞いた事のない様々なジャンル
音楽の話だったり、

読めば読むほど、
ワクワクが広がって

「この人との文通、楽しそう
「この人も優しそうでいいなぁ
「この人、物知りな感じだなぁ

そんな気持ちが膨らむような
ステキなお手紙ばかりでしたおねがい


『お手紙をくれた人、
    全員と文通しよう爆笑

初めの頃はそう思っていました。

ところが、

一週間もすると
それがとんでもなく難しい事に
気が付きます

毎日届くお手紙の量は、
一週間で100通を超え、
最終的に、
トータルで200通を超える
お手紙が届いたのですびっくり


書くのが好きな私でしたが、
さすがに200人を超える方々との
文通は無理でしたショボーン

時間的にも難しいばかりか、
レターセット代・切手代を考えると
学生時代のわずかなお小遣いでは
とうていそれを補う事が出来ませんでしたえーん

最終的に私が選んだのは
お手紙の文面から、

感性や価値観が自分に似ていそうな人
明るく優しそうな人
ポジティブな内容のお手紙の人
自分の意見をしっかり持った人

そんなイメージを直感的に感じた人に
お友達になりましょう
という返信のお手紙を出したのです。


それ以外の人はというと。

本当に本当に申し訳なかったのですが、
ひとりひとり全員に心を込めて、
お断りとお詫びのお手紙を出しました。

せっかくお便りいただいたのに
お断りする事が心苦しくて
申し訳ない気持ちでいっぱいでしたショボーン

それでも、中には
お断りのお手紙に対して、

「わざわざお手紙ありがとうございます。
 無視されちゃう事も多いのですが、
 ご丁寧なお手紙いただいて感謝です」

と、断った相手の方から
再度のお手紙が届いたこともありました。

断られた相手を
こうやって気遣う事が出来る、
こんな人も世の中にはたくさんいるんだ、
私もそんな人に私もなりたい
そう思った瞬間でした。

さてさて、ここから
私の残りの高校生活の中で

「書く事」の楽しさを
満喫させてくれた文通が
毎日の楽しみになります爆笑

続きはまたウインク