小さな小さな田舎町で
のんびり育った私が
簿記の南関東大会に出場した事で、

自分の知らない
広い世界がある事に気付きますおねがい

同い年の高校生たちの
能力の凄さを目の当たりにして
自分の努力は
なんて小さなものだったんだろうと

高校に入学してからずっと、
中学時代の塾での経験を活かして
人一倍、全ての勉強に力を入れてきた

めいっぱい努力してきた

…そう思ったのは
ただの自己満足でした

もっともっと凄い人たちがいる、
みんな、どれだけの努力をしてきたんだろう

そう思ったら、

残りの学生生活も、
全てにおいて全力で取り組まなきゃ爆笑
そう心に誓う私でした。

高校生でいられるのもあとわずか、

勉強はもちろんの事

全ての学生生活を
全力で楽しんで、
全力で有意義なものにしようおねがい

部活の仲間・後輩たちとの時間も
クラスメイトたちとの時間も
 
改めて振り返ってみると

毎日の部活帰りの電車の中での
後輩の子たちとの
他愛ないお喋りや寄り道

クラスメイト達との、
好きな人の話やアイドルの話、
みんなで語り合った将来の夢、

いつも私は、
そうやって毎日「仲間」に恵まれて
楽しく幸せに過ごしてきたんだなぁ
という事を改めて実感しますおねがい


人とのつながり、
人との出会いって
とっても素敵だなって
強く感じるようになったのも
この頃からです


そんなある日

部活で一番の仲良しだった後輩の子が
貸してくれた一冊の雑誌。

休日に家でパラパラめくっていた時に
雑誌の片隅に、
あるものを見つけました

小学生の頃、
初めてドキドキを覚えた、
小学生新聞の片隅に
掲載されていた「文通コーナー」

それと同じような
「文通しませんか」のコーナーが
その雑誌に載っていたのですおねがい

まだまだ
「個人情報保護法」には程遠い
昔の時代のお話です。


その瞬間、
簿記の大会でふと感じた
「もっと広い世界を見てみたい
という思いがよみがえります

そして

小学生の頃のように、
自分からお手紙を出す
…のではなく、

「ここに載って全国に友達を作りたい!」

そう思ったのです爆笑

思い立ったら即行動しないと
気が済まない私、

採用担当者の目に止まるようにと
練りに練ったメッセージを
丁寧にハガキに書き込み、
早速、雑誌の編集部に応募したのです。

次の月になり

月刊誌だったその雑誌の発行日、
ワクワクしながら書店へ足を運びます。

文通コーナーを見ると…

そこに私の名前は
ありませんでしたショボーン

そして、次の月も、
ドキドキしながら雑誌を確認しますが
やはり載ってません。

「応募する人って多いんだなぁ」
「そんなに簡単には載らないかぁ…」

精一杯工夫した文面で
これなら絶対に載るだろうと
自信を持って応募したつもりでしたが

掲載されなかった事で、
自分の文章って才能ないんだなぁと
しばし落ち込むことになりますショボーン


そして、
応募した事すら
すっかり忘れかけていた
3ヶ月後のある日、

学校から帰ると、
1通のお手紙が届いていました。

封筒の裏を見ると見覚えのない名前。

何だろう…と思いつつ開封すると

「メッセージを読ませていただいて
    お手紙させていただいています!」

で始まった、見知らぬ人からの
文通のお願いのお手紙でした。

その時始めて
「あ!」と気付きます。

あの雑誌に載ったんだ!!

ビックリとドキドキが混ざって
叫びたいくらいに嬉しくなって、
何度もお手紙を読み返しました爆笑


小学生のあの頃、
初めて出したお手紙に
広い世界を感じた、
そんなワクワクが
よみがえってきたようで、

言葉にならないくらいに
飛び上がって喜んだ事を思い出します爆笑


翌日、学校が終わるまでの時間を
とてつもなく長く感じながら、
放課後、近くの本屋さんへ駆け込みました。

確かに、
確かにありました、私の名前


そして、その日から
毎日たくさんのお手紙が
私の家に届くようになります爆笑


その後の毎日はというと…

話せば長くなりそうです爆笑



続きはまた今度
ゆっくりと聞いてやってくださいね