想定外のハードな部活で始まった
私の高校生活でしたが、
これもまた慣れてくると
楽しくなってきます照れ


本来3年間掛けて学ぶべきはずの
簿記の資格を、
1年生の夏休み前に
全て手にすることが出来たので、

当然、簿記の授業はとっても楽チンです爆笑
中間テストも期末テストも、
簿記だけは勉強しなくていいのですから(笑)

あ、モチロン、それ以外のお勉強は
それなりにしっかり頑張った…つもりですキョロキョロ


最初の頃は、
往復4時間という通学時間に部活、
帰宅してからの検定試験のお勉強だけで
いっぱいいっぱい…
だった私でしたが、

すぐに体もそのリズムに慣れ、
クラスメイトの子たちと遊びに行く時間も、
中学時代のお友達と過ごす時間も、
楽しめるようになりましたおねがい


そして、2年生になり、
部活で新たに後輩が出来ます

実は、この簿記部、
創部3年目と歴史がとっても浅く、

私たちが1年生の時に
3年生だった先輩たちが
作り上げてくれた部活だったので
もともと部員数も数えるほどしかいません。


こんな、スパルタで小規模な簿記部に
入ってくれる後輩がいるのだろうか…と
思っていたのですが、

予想に反して、
女の子たちがたくさん
入部してくれます

そして、この部活、
顧問の先生の一番のこだわり、

それは

「先生は教壇には立たない」

ことでした。


簿記の簿の字も知らない、
全くのゼロ知識で入学した1年生に、
教科書を片手に教壇に立って教えるのは、

全て先輩の役目

これが先生の指導方針でした。

そう、
私たちが1年生で入部した時、
教壇に立って教えてくれていたのは
2年生の先輩だったのです。

入部当時は、
「先輩、すごいなぁおねがい
「先生みたいでカッコいいなぁ」
「頭いいなぁ

なーんて、
全くの人ごとのように
思っていた私ですが、

2年生になって
「私が教えなきゃいけないんだ~っっガーン
という事に気付き、青くなります

自分が学ぶ事と
人に教える事とでは
天と地ほどの違いがあります。

どうやって教えよう、
どうやったら理解してくれるだろう、
どうやったら楽しく学んでくれるだろう、

そうやって
悩んで悩んで悩みぬいて見つけた答え、


『理解力のない自分だからこそ見える視点で
    言葉を伝えよう。』

というものでした

恥ずかしながらの告白ですが
私、人より理解力が悪く(と自覚してます)

だからこそ、理解できない人の
「何が分からないのかが分かる」のです

頭の切れる人、
理解が早い人は、
すぐに物事を飲み込めるので、
理解出来ない人が抱える疑問点が分からない、

でも、私は理解力が悪い分、
それが分かるのです。

どこが理解しにくいポイントか、
どう視点を変えれば理解できるか、

それを身をもって、
散々苦労して
クリアしてきた道、
だからこそ、

ゼロスタートの後輩たちに
どんな言葉でどんな風に伝えればいいのか

自分が初めて簿記を学んだ時に
つまづいた点、
難しいと感じた点
そしてそれをどうやって理解したか、

思い出せる限りの
自分の経験のひとつひとつを

1年生用の教科書に
赤ペンで真っ赤になるまで
たくさんたくさん書き込んで
「誰でもわかる虎の巻」と称して
後輩の指導に臨みました

そして
結果はといえば…

大成功です♫♫♫

3か月後、後輩の子たちも、
すべての級をクリアすることが出来、

そして、

彼女たちとの間に
大きな信頼関係が出来上がった事もまた
私にとって、
大きな宝物となりましたおねがい


教壇に立って、
後輩たちの前で
簿記のイロハを声にすることで、

自分自身もまた、
1からお勉強させてもらっているようで
本当に貴重な経験を
いただいた1年でしたおねがい


「人に教える」事の難しさ、
「相手目線で教える」事の大切さ

そして、

「後輩を育てる」事の楽しさ

それら全てを
身をもって経験出来た事で、
社会人になってからも、
後輩や部下に仕事を教えるという意味で
私にとっては、
大きな大きな財産となりましたおねがい



さてさて、またまた今回も
何だか難しい話になってしまいましたね

でも、これも私の原点の一つです
お伝え出来て良かったですウインク


次回からは
またちょっと肩の力を抜いて、
私の原点となる物語の続きを
のんびりゆっくり
お伝えしたいと思います

続きはまたニコニコ