文を書く事が何よりも大好きだった私が
中学生になって選んだ部活は、
物を書く事とは対照的な バスケ部でした。

仲良しのお友達が
たくさんバスケ部に入った事。

小学校から続けていた
ミニバスケットが楽しくて
もっともっと上手になりたかった事。

小学生の頃、素敵だなぁと思っていた
女の子の先輩から 
バスケ部に誘われた事。

理由はたくさんあったのですが、

何よりも、
これまでの学校生活の中で、
仲間と作り上げてきた空間が
とても心地よく、

そんな「仲間」たちを信じて
プレーするバスケが、
12歳の私には、とても魅力的に
思えたからかもしれません。

一番多感で一番好奇心旺盛で
全てが輝いて見えていた中学の3年間を、
バスケ部で過ごせた事もまた、
私の中では大切な宝物のような
思い出になっています。

もちろん、苦しいことや辛いことも
数え切れないくらいたくさんありました。
でも、そんな苦しい経験も、
仲間と共に乗り越えられた、
そのことが、
何よりも貴重な思い出になっています。

と、書いてしまうと、
もうここで中学卒業
のような雰囲気になってしまいますね(笑)

いえいえ、まだまだ、
お話の続きはあるんです。

私の原点である
「文字を書く事」
「文章を書く事」
そして
「言葉を伝える事」は、

この中学生活3年間で、
更に広がる事になります。


当時、バスケ部には
クラスで仲のいい女の子たちが
たくさん在籍していて
今思い出してもあたたかい気持ちになる位
仲良しだったのを覚えています。

そんな部活の仲間の中で、
特に仲良しになった数人と
部活での情報交換♫と称して
「交換日記」をするようになります。

交換日記。
今ではその言葉さえも
知らないであろう世代が
多くなっている今日この頃。

今でいうメールやラインの前身です。

一冊のノートを交換しながら
お互いの日常や、
思ったことなどを書き込んでいく、
双方向の日記帳です。

文字を書く事も
文章を書く事も大好きだった私、
さらに、交換日記をすることで、
それまで以上に仲間たちと
親密なお話が出来るようになった時、

小学生の頃に初めてワクワクを覚えた
「文通」と同じ感覚に包まれました。

そんな私にとって
友達との交流を深める事の出来る
コミュニケーションツールとして、
「交換日記」は
学生生活に欠かせない
大切なものとなっていきました。

そして、
この「交換日記」に囲まれた
私の中学生活は
さらに大きく広がっていきます。

続きはまた爆笑