本を読む事、
ノートを綺麗に書く事が
人一倍大好きになっていった
小学生のあの頃、

人生を変える「新聞」に出会います爆笑

当時、父が定期購読していた新聞に、
「小学生版」というものがあることを知ります。

そして、読む事が好きだった私に
両親は小学生新聞の定期購読を
密かに申し込んでくれていたのです。

ある日、 
新聞の片隅に小さく縁取られた
「コーナー」がある事に気付きます。

~文通で全国にお友達を作りませんか~
というテーマを掲げた
「文通コーナー」だったのです

現在のように、
携帯やメールでやり取りする
時代ではありません。

もちろん「個人情報」
などという言葉もなかったあの頃、

その文通コーナーには、
全国から寄せられた、
同世代の小学生たちからの
文通希望のメッセージと共に、
住所・氏名・年齢などが
書かれていたのです。

まだ8歳、
小さな小さな世界しか知らない
小さな小さな子供の私にとって、

「全国にお友達を」 
という言葉は

不思議なワクワクに包まれるような
魔法のような言葉に聞こえました

そして…

「字」を書く事が好きだった私が
この日をきっかけに、
「ノート」から「お手紙」に形を変え、
更に書く事が好きになっていくのです

初めて出したお手紙は
一つ年上の9歳、
兵庫県に住む女の子でした。
ドキドキしながら、書き上げたお手紙を
朝、学校へ向かう途中のポストに入れ、
毎日毎日、学校から帰ると真っ先に
郵便受けをのぞきます。

空っぽの郵便受けをのぞいては
ガッカリして、
お返事が届くまでの数日は
本当に長く感じられました。

そんな日を何度か繰り返した数日後、
初めて届いたお手紙を手にした瞬間の

興奮と
ドキドキと
ワクワクの入り混じった

叫びたくなるような気持ちは
今でもハッキリと覚えています

顔も知らない
遠くの街に住むお友達から届いた、
この一通のお手紙が

この先の私に、
様々な「経験」を呼び込む
きっかけになったという事は

この頃の私には知る由もありませんでした。

続きはまたニコニコ