気まぐれ -3ページ目

気まぐれ

日々の出来事だけでなく、その時の感情や思考迷いまで書き残す場所。嬉しい日も苦しい日もごまかさず自分と向き合うための記録ブログ。

 

 


 

第1章:夜は、なぜこんなにも長く感じるのだろう

 

夜は、いつも静かだ。
昼間のざわざわした音が消えて、車の音も人の声も遠くなって、世界が少しだけ縮んだように感じる。その静けさが好きなときもあるし、どうしようもなく心細くなるときもある。

私は昔から、寝付きがいいほうではなかった。布団に入ればすぐに眠れる人のことを、少しだけ羨ましいと思ってしまう。目を閉じて、深呼吸をして、「さあ寝よう」と思った瞬間から、なぜか頭の中が忙しくなる。今日の出来事、言えなかった言葉、思い出したくなかった記憶、意味のない想像。

昼間なら気にならなかったはずの些細なことが、夜になると大きく膨らんで、私の心を占領していく。

「眠らなきゃ」
そう思えば思うほど、余計に眠れなくなる。時計を見ると、まだ23時。さっきまで早いと思っていたはずなのに、数分おきに時間を確認してしまう自分がいる。

0時を過ぎると、少し焦りが出てくる。
1時になると、「今日もか」と諦めの気持ちが混ざる。
2時になると、もう何も考えたくなくなる。

夜は、ただ時間が流れているだけなのに、どうしてこんなにも長く感じるのだろう。


 

第2章:まずは、布団の中でぼんやりする

 

眠れない夜、私はまず、無理に寝ようとしない。
以前は、「早く寝なきゃ」「明日がつらくなる」と自分を追い込んでいたけれど、それが一番よくなかった。

無理に眠ろうとすると、体は余計に緊張する。
目を閉じているのに、心だけが起きている感じ。

だから最近は、布団の中で、ただぼんやりすることにしている。
目を閉じてもいいし、開けたまま天井を見つめてもいい。

「今は、休んでいるだけでいい」
そう自分に言い聞かせる。

眠れなくても、横になっているだけで体は少しずつ休まるらしい。そう聞いたことがあって、それを信じることにしている。

毛布の重さを感じる。
シーツのひんやりした感触。
枕の高さが今日は合っているかどうか。

そんなことを考えているうちに、少しだけ、心が落ち着いてくる。


 

第3章:スマホを触ってしまう夜もある

 

理想は、スマホを見ないこと。
でも、現実はそう簡単じゃない。

眠れないときほど、スマホを触りたくなる。
SNSを眺めて、知らない誰かの生活を見て、「この人も起きてるんだ」と勝手に安心したり、どうでもいい動画を延々と再生したり。

本当は、目に良くないし、余計に目が冴えるって分かっている。それでも、静かな部屋で一人きりでいると、何か音が欲しくなる。

画面の光。
誰かの声。
意味のない会話。

ただ、気づくと時間が溶けている。
「もう3時…」と呟いて、ため息をつく。

それでも、私は自分を責めないようにしている。


 

第4章:頭の中を整理する時間

 

眠れない夜は、考え事が止まらない。
どうしてあの時あんな言い方をしたんだろう。
あの人に、どう思われただろう。
これから、私はどうなるんだろう。

答えの出ない問いが、頭の中をぐるぐる回る。

以前は、考えないようにしようとしていた。
でも、それは無理だった。

だから最近は、あえて考える時間にしている。
「今は考えたい夜なんだな」と受け入れる。

「今日は疲れた」
「よく分からないけど不安」

それだけで、少しだけ心が軽くなる。


 

第5章:音に助けられる夜

 

完全な無音が苦手な私は、音に助けられることが多い。

雨の音。
波の音。
焚き火の音。

YouTubeやアプリで流す、ただの環境音。
誰かが話しているラジオのような配信。

意味のある言葉じゃなくていい。
むしろ、意味がないほうがいい。

人の声が聞こえると、「一人じゃない」と錯覚できる。
それが、夜には大事だったりする。

それだけで、少しずつ、思考のスピードが落ちていく。


 

第6章:眠れない自分を責めていた頃

 

昔の私は、眠れない自分を責めていた。

「なんで普通に眠れないんだろう」
「みんなはちゃんと寝て、ちゃんと朝起きて、ちゃんと生きているのに」

そうやって、自分だけがどこかおかしい気がしていた。

でも、ある日気づいた。
眠れない夜を過ごしている人は、思っているよりずっと多い。

口にしないだけで、
布団の中で目を開けたまま天井を見ている人、
ため息をついている人、
同じようにスマホを触っている人。

たくさんいる。

それを知ってから、少し楽になった。
私は、特別おかしいわけじゃない。
ただ、夜が苦手なだけ。


 

第7章:眠れない夜の過ごし方が変わった

 

以前の私は、「眠れない夜=失敗」だと思っていた。
でも今は、「眠れない夜=違う時間の使い方」と思うようにしている。
ぼーっとする。
何もしない。

夜は、誰にも急かされない時間。
「ちゃんとしなきゃ」がない時間。

その時間を、少しだけ大切にしてみると、夜が敵じゃなくなってくる。


 

第8章:それでも、朝はやってくる

 

どんなに眠れなくても、朝は来る。
カーテンの隙間から入る光。
鳥の声。
外の生活音。

眠れていない体は重いけれど、
それでも私は、今日を生きる。

眠れなかった夜があるから、
眠れた夜がありがたく感じる。

眠れない夜があるから、
自分の心の声を聞く時間ができる。


 

第9章:眠れない夜の私へ

 

もし、この記事を読んでいるあなたが、今まさに眠れない夜を過ごしているなら、伝えたい。

無理に眠らなくていい。
焦らなくていい。
責めなくていい。

今、あなたはちゃんと生きている。
横になっているだけでも、十分頑張っている。

夜は、長く感じる。
でも、ちゃんと終わる。

そのことだけ、忘れないでいてほしい。