車を運転しないので
車が無い、と
日々の卵や野菜も
買えない場所に
家を建ててしまった父に
将来はここに住むのだろう?
と言われると
どーしよー、と
思う。
しかし、
近所にひとつ
コンビニができたし、
金曜日、土曜日に
openする
すてきなブックカフェが
歩いて2分のところに、ある。
生協宅配とか
頼んだら
なんとかなるかなー。
父も高齢になってきたから
だんだんと
(近い未来のために)
月の
1週間分くらいを
つまり6日くらいを
実家で
過ごすように、してみる
のも、良いかなあ
とも、思う。
❶
近くのブックカフェ
◯
◯
実家には
無駄に広い庭があって
母が亡くなってからは
手入れも最低限。
土の近くには
花はなくなり
かろうじて、
紫陽花や百日紅や薔薇が
咲く、くらい。
もともと父は
働きものではあるが
草花と一緒に
四季を生きる、を
喜びにする
ガーデナーな気質を
持っていないので
秋や冬の
枯れて
寂しくなる庭は
とん、と嫌いで
多年草の葉の枯れを
来年の芽吹きを待てず
汚いなあ、と
引っこ抜いてしまったり、する。
わたしが時折植える
タイムたちも
かならず、冬に
綺麗に駆逐される。
か、かなしい。
どーにかしたい、と
ずっと思ってきた、が
なんだか
気忙しく
徒労感もあり、
なにもできずにいた。
が、
お母さんは
ターシャやベニシアさんが好きで
キルトを作ったり
編みものをしたり
庭しごとを
がっつりする
のが、老後の夢だった。
わたしも
子育てがひと段落したら
一緒にやる、と思っていた。
叶わず、癌で
死んでしまったけれど。
◯
おととい
8回目の命日だった。
庭の草取りをしながら
母が夢見ていた
庭をつくりたいなあ
とも、思った。
もういちど
花盛りの庭を
お母さんに
見せてあげたいなあ、と。
◯
◯
◯
人生は長くて
しかし、短い。
はて、なにをする?
と、思う、どようび。
ちょっと迷いつつ
しお