7.25と8.1

ふたつの土曜日を
ふたごのようにして

ちいさな朗読会を
八王子caferin さんにて
ひらきました。


なまえは

ラジオを聴くような朗読会
《夜ノ森には独りで》

夜の列車に
偶然乗り合わせたように

6人が
背中合わせに座り

ラジオに
耳を傾けるように

お弁当を食べながら

ひとつのオハナシを
一緒に旅する。


8.1 月夜パンの巻




ふたごのような朗読会なので

おなじなまえを持つ
おんなのひとのハナシを


ふたりのツキコ
めぐる物語を

それぞれ読みました。




7.25
文月のひとりぼっち
ツキコの日記


朗読会でいつもお配りする《栞》


コロナ禍の中なので
マスクをしたまま、朗読。




チケット🎟
一枚ずつ、手づくり。


オハナシのひと場面を切り取って
いろを落として、コラージュして。


数日前から
caferin さんの
壁に貼っておきました。

当日は、
お客さまに

気に入った文字たちの
チケットを
選んでいただくのです。





チケットには
番号が付いているので


選んだ番号の
お席に座ります。


ここは、No.1の席。

caferin さん特製
夜ノ森弁当が
ひっそり置かれています。




奥の独り席はNo.4
無職研究の宗方羊くんの席😊




No.6の席には
月を浮かべて
そのしたに
箒を置きました。









8.1
葉月のひとりぼっち
月夜パン





チケット🎫

パンが出てくるハナシなのです。





しづかにしづかに
耳を傾けてくださる皆さまと

2時間たっぷりと
オハナシの旅に出ました。



ふたりのツキコの物語は

わたしが
37才から
42才くらいまでの間に

独り、書いていた物語。


(もうひとつ
満月食堂というのも
書いていました)



ずーっと
引き出しの奥に
しまっていた、のに


こんな風に
みなさまに聞いていただく日が 
思いがけず、来て
しあわせ、でした。



どちらのオハナシも
長い、ので

途中まででしたが

続きを語る
朗読会も、また

ひらこう、と
caferin さんと

密かに話し合っています。



写真が15枚しか
載せられないので

caferin さんの
夜ノ森弁当は

また、ご紹介しようと
思います。




きょうは
こと葉は森に展
の最終日。


さおりさんと
16時前には
参るつもりです。


感謝をこめて
最後のお客さまを

お見送りさせて
いただきます。



しお