すこしく
冬眠欲が
パン種のように
ふくらんで
しづかな
眠りRiverが
こころの底を
流れ始めた。
影みたく
透きとおって
終日
うとうと、したいなあ。
労働者なら
ほんとうは
クリスマスや年末に向け
ring ring
と
浮かれたり
気を引き締めたり
周囲へ愛を表したり
しなくちゃいけないのに
我輩の
この、ていたらくは
なんたることか
見よ!
この、薫製肉のように
分厚い
ふゆごもり欲、を!
うんと肥って
穴へ、入りたい。
●
さて
はちゃめちゃの町は
しづかに
寒さを増しています。
洋燈クッキーの次に
はちゃめちゃの町の菓子店
Tui-Tui
に並ぶのは
雪星クッキー
雪がふりはじめた
しづかな夜の
星たちです。
灯菓子店のさやかさん。
胸の湖も
そろそろ凍り始めます。
クリスマスの朝、
橇を通すため、に。
●
リアルワールドでは
映画ファンタジックビーストを
次女と観たあと
catnapさんで
お昼ごはんを食べながら
帰って
まだ、寝ている
オットー氏に
敬意を表して
わたしたちも
日暮れまで寝ました。
●
ある、にちようびは
くるりの
春風を
弾いてもらって
瑞々しいこころに
なりました。
音楽と詩が
合わさったものは
わたしを
どこか
遠くて
とても近い場所へ
抱きあげるように
運んでくれます。
●
夢日記を
相変わらず
つけて。
こわい夢も
ときどき、見ます。
こわくないの、です。
●
昨夜は
冷たいつめたい雨が降って
おしごとの帰り
10分、バスを待つあいだに
指が悴みました。
手袋を、去年の
冬の終わりに
落としてしまったので
きょう
買おうと思います。
つらつら、と
冬の穴通信、でした。
みなさま、良いすいようびを。
しお