まいにちは
たからもの、だと

おじさんはおしえてくれた

羽を傷め、飛べない日も
大丈夫さ、きっと。


なんでもないよろこびが
きみを育てる、と。



いま、読んでいる本。








まいにちにおこる
ちっぽけなできごとを
大事になさい。

美味しかった
たのしかった
ともだちができた

あふれるほどのきらめきが
きみには溢れてる。













ぼくのなんでもないような
まいにちを日記に書きました。

ふりかえれば
たのしいことばかり

あなたのまいにちも
きっと、そうなんでしょう。

寂しさも悲しみも
過ぎれば、甘いシロップ。










まいにちのよろこびよ
ぼくに降り積もれ。











らららん、らららん
ららららら、らんらんらん。





ちびふくろうグラウコーピスくんの
テーマソング
本日のグラウくん、より。






まいにちの魔法は

なんでもない顔をして
わたしたちを

通過していく。



だから

文字で、その後ろ姿を

すこしだけ
つかまえる。









むかしから
日記が大好きで


それは付けるのも
誰か他の人のを読むのも。



唐突ですが😊


好きな日記の
手に入りやすい
日本の
しお版
ベスト10(順不同)



1
武田百合子
富士日記 上中下



2
池波正太郎
銀座日記

 
3
石田五郎
天文台日記



4
大槻ケンヂ
のほほんシリーズ



5
峯田和伸
恋と退屈


6
いしいしんじ
ごはん日記シリーズ


7
高山なおみ
日々、ごはんシリーズ


8
いとうせいこう
ボタニカル・ライフ


9
村上春樹
遠い太鼓


10
鴻上尚史
ロンドンデイズ




8.9.10は
ちょいと日記から
外れるかもしれないが

ある一定の期間の
流れゆく時間を
ひとつのまなざしで
集中して、書かれているので
随筆、より、日記に近いと思う。




日記のおもしろさは

そのひとが


昨日の続きである
きょうという
いちにちのなかに

膨大に起こる
出来事の
何を


記していくか



そのひとの内側が
現れること、である。




わたしはこう思った。
いま、こう考えている。

という内側の吐露よりも


そのひとが
何気なく、記した



こんがり焼いた
鮭の皮のうまさ

寝坊した朝の肌寒さ

庭の、球根の芽吹き

赤ん坊のかわいさ

やれやれ、と
痩せた野良犬を眺める
日暮れ


莫迦をやったあとの
酒の空き瓶を捨てにいく
朝焼け


あたためた牛乳に張る、膜


冷えた弁当の甘い卵焼き






そのひとのライフがあり


それを、こそりかさりと
知るのが、たのしく


切なく

苦しく


自分ではない
他者が

世界に生きていることに

安心して



生きることを
みな、している、のだ



手足がのびのびする。







しばらくぶりに
FMリンスで
おしゃべりしました。




周波数はひとりぼっち

ハナウタの時間


今回は
つたないおしゃべりと
ハナウタの、30分×2です。






家事の合間などに
ぴったり、です。







きょうは
ほどよく曇って


雨雲荘も



住人たちが行き来しやすい。



夜の窓と
秋の窓に

交互に寄って

何時間も
書き続けたい。




みなさま
良い、げつようびを。




しお