晩夏コーヒー

どしゃぶりのあとの
つくつく法師が鳴く
日暮れに飲むコーヒー




なんて思いながら

どしゃぶりのあとの八王子を抜けて
caferin さんで


幼い日に住んだ
瀬戸内の夏を思い出しながら


コーヒーを飲んだ。




このあと
父ひとり棲む実家へ

電車に揺られ
帰省する、と思えば


余計

コーヒーに
晩夏が滲んだ。





わたしも年を取って
父も年を取った。



秋には
母の七回忌だ。







8日は
長女の21回目の
誕生日だった。



次女18才が
我がやのバースデーケーキである

ベイクドチーズケーキを
朝から、焼いた。


満月みたいな、いろ、だよ。



次女は
大好きなおねーちゃんへの
プレゼントに

おねーちゃんの似顔絵を描いて
プリントして
添えていた。








仲の良い姉妹で
ずっと、いてほしい。


オットー氏とわたしが
世界から去ったら

ふたりだけの
血縁になるから。






いかんせん
未来の年数より

過ぎてきた年数の方が
多くなり


晩夏は
センチメンタルになりがちだ。




しかし、長女を産んだころ
でも



手花火に雨ふりてくる故郷は


などと
句を詠んでいた。




わたしの質は

基本
シニカルで
sentimentalで

それ故に

過去に
迷い込みやすいのだろう。





ハナシは戻って
八王子caferin さんでは

また、数冊
 
木馬座暮らし1.2と
テオの薬草bookを

追加させていただいた。





今回は
買ってくださる方への
慕わしさから、

お手紙を書いて
本に挟んで、みた。



木馬座暮らし①には
便箋で





木馬座暮らし②には
①に続いて買ってくださった、と
思うので、予告を






rin さんでのみ販売の
マグカップカード付きの
木馬座コーヒーセットpostcardも
手に取っていただいて、いた。


イラストは、相方うるまちゃん




うれしくて
じんわり、と

また、新しい本を編む
気力が、湧く。



cafe rin さんの
可愛いアクセサリーや
すてきな雑貨が並ぶ
アパートメントみたいな一角に





住まわせていただいている
はちゃめちゃbooksは






なのです。





さて
久しぶりの実家の夜


おかあさんの仏壇のまえに
布団を敷いて

そのむかし
愛読していた



を読みながら
寝ようと思います。





あ、そうそう
父に

生まれて初めて

朗読しているわたしや
歌を歌っているわたしを
見せたら



去年の9月屋根裏cafeで。
ちびふくろうグラウコーピスくんのテーマ①
〈ぼくの影法師〉
しお、詩、曲
アレンジ キーボード演奏 みゆきさん
パーカッションまちひとさん
撮影は、fuyuさん☺️



おまえが
朗読したり
曲を作って
それを歌ったりするなんて


知らなかったなあ

人前で
恥ずかしくないなんて
すごいなあ

と。


わたし
こーゆーことが
ちいさなころから好きだったんだ 

と打ち明けたら



思い切りやりなさい



言ってもらった。



けっして
奢ることなく
みなさんと仲良く
信頼しあって

力や手間を惜しまず
こころから
楽しんでやりなさい

と。



うれしい夜でした。




しお