もうすぐ、出来上がる
木馬座暮らし②
ぼくとマミヤと薬草とシチューと
には
ぐるりという名の
はちゃめちゃの町にある
染色や織物の工房が
すこし、出てくる。
工房ぐるりは
はちゃめちゃの町で
おなじみ
緑陰ハンカチーフや
夜空シーツを
作っている、ところ。
でも、影が、ある。
そんなことを書いたのは
2017年の、3月。
もう、一年以上前の、こと。
↓
こんな風に
ふと、blogに
頭をよぎった
町の様子を
綴っておくと
それが、無意識に
こころのうちで膨らみ
町の、できごと、として
動き出す。
そこからは
automatic。
自動操縦となり
後ろ姿を描いてくれた。
木馬座暮らし②letter5より
後は、
記録係りとして
断片的に
流れ来る映像を
つかまえつつ
その前後を確認しつつ
文字で、紡ぐ
を
ひたすら、やる。
わたしの、書く
は、そういう感じ。
だから
オハナシをつくる
ことは無くて
ただ、
つかまえる。
湧き水を手で掬う、ように
指のあいだから
こぼれる
それ、を
写真を撮るように
記憶して
記録、する。
プロットとかも
ちっとも、作らない。
だから、professionalな
作家、には
ほど、遠い。
読んでくださる方に
どんな感情や
どんな示唆を
感じていただくか、も
意図できず
ただ、湧いてくる映像を
紡ぐだけ。
そんな風にしか、書けない。
逃げてきた。
●
そんな風にして
木馬座暮らし②を
書いていたら
すでに書いていた
木馬座暮らし①にも
あたらしい映像が
浮かんできた。
ストーリーは
変わらないけれど
漫画でいえば
あたらしいコマを入れるように
書き足して、みた。
その方が真実に近いから。
●
僅かだが
書き足したので
木馬座暮らし①は
表紙やおまけを
リニューアルして
新装版として
新しく、刷ろう、と思ったり。
時間とにらめっこしながら
まだ、あちら側から
流れてくる映像を
キャッチしながら
きょうも
いちにち
●
あ
こちらに向けて
朗読の練習もしています。
bakeryカンナの十月と
ひましのおやじと
きつね男爵と
しっぽ青年と
テオと
男ばかり出てくる
木馬座暮らしなので
それぞれの、口調や
声のトーンを
表現するのに
四苦八苦しています。
男爵の
パイプが欲しくなって
ペンを使って
吸う真似をしながら
無茶を言う
あれは生き物というより
思念の集合体だから
なんて
男爵風に足を組んで
喋ってみたり。
まるで、落語な
わたし、です。
●
7月が来て
一年の半分が過ぎて
もう、はんぶんが
始まったけれど
わたしは、
このごろ
リアルワールドの時間には
かろうじて
しごと、がある日だけ
ぶらさがっている☺️
気分なので
なんだか、ピン、と来ない。
時間林に閉じこもって
いつのまにか
リアルワールドの過酷さから
目をそらし、
植物たちの静けさに埋もれ
10年を過ごしてしまった
テオみたいに
なってしまっているの
かも、しれない☺️
●
さて
朝から眩しい
げつようび。
みなさま、良いちにちを。
しお