もうすぐ、出来上がる
木馬座暮らし②
ぼくとマミヤと薬草とシチューと

には

ぐるりという名の

はちゃめちゃの町にある
染色や織物の工房が

すこし、出てくる。




工房ぐるりは

はちゃめちゃの町で
おなじみ

緑陰ハンカチーフや
夜空シーツを

作っている、ところ。



でも、影が、ある。





そんなことを書いたのは
2017年の、3月。


もう、一年以上前の、こと。






こんな風に
ふと、blogに

頭をよぎった
町の様子を
綴っておくと

それが、無意識に
こころのうちで膨らみ

町の、できごと、として
動き出す。



そこからは
automatic。



自動操縦となり



うるまちゃんが、留人たちの
後ろ姿を描いてくれた。
木馬座暮らし②letter5より



後は、

記録係りとして

断片的に
流れ来る映像を

つかまえつつ

その前後を確認しつつ

文字で、紡ぐ



ひたすら、やる。



わたしの、書く
は、そういう感じ。




だから

オハナシをつくる

ことは無くて


ただ、
つかまえる。



湧き水を手で掬う、ように

指のあいだから
こぼれる

それ、を

写真を撮るように
記憶して
記録、する。





プロットとかも
ちっとも、作らない。


だから、professionalな

作家、には
ほど、遠い。



読んでくださる方に
どんな感情や
どんな示唆を

感じていただくか、も

意図できず


ただ、湧いてくる映像を

紡ぐだけ。



そんな風にしか、書けない。



マミヤは、工房ぐるりから
逃げてきた。




そんな風にして

木馬座暮らし②を
書いていたら

すでに書いていた
木馬座暮らし①にも

あたらしい映像が
浮かんできた。




ストーリーは
変わらないけれど

漫画でいえば
あたらしいコマを入れるように

書き足して、みた。


その方が真実に近いから。











僅かだが
書き足したので

木馬座暮らし①は


表紙やおまけを
リニューアルして

新装版として
新しく、刷ろう、と思ったり。


表紙案①




使用する紙を
0.02㎜薄くして

綴じやすく

ページ数を増やせるように、と考えたり。






まだ、いろいろ決めかねながら



時間とにらめっこしながら

まだ、あちら側から
流れてくる映像を

キャッチしながら


きょうも
いちにち




こちらに向けて
朗読の練習もしています。

こちら、満席になりました☺️


シラガさん、と
bakeryカンナの十月と

ひましのおやじと

きつね男爵と
しっぽ青年と

テオと

男ばかり出てくる
木馬座暮らしなので

それぞれの、口調や
声のトーンを

表現するのに
四苦八苦しています。



男爵の
パイプが欲しくなって

ペンを使って

吸う真似をしながら


無茶を言う
あれは生き物というより
思念の集合体だから


なんて
男爵風に足を組んで

喋ってみたり。


まるで、落語な
わたし、です。





7月が来て
一年の半分が過ぎて

もう、はんぶんが
始まったけれど



わたしは、

このごろ


リアルワールドの時間には 

かろうじて
しごと、がある日だけ


ぶらさがっている☺️

気分なので


なんだか、ピン、と来ない。




時間林に閉じこもって

いつのまにか

リアルワールドの過酷さから
目をそらし、
植物たちの静けさに埋もれ
10年を過ごしてしまった
テオみたいに


なってしまっているの
かも、しれない☺️





さて
朝から眩しい
げつようび。


みなさま、良いちにちを。



しお