ひとりで
家にいて
とりたてて
どこにも行かず
文字を紡いでいると
外側では
いつもどおりのこと
が、淡々と起こり
ただ、過ぎてゆく
そんなように感じる。
つまらない
わたしのいちにち。
が、その一方で
外側でなにが起ころうが
起こるまいが
内側には、
さまざまな思いが湧き、
ふくらみ、萎み、
沈み、鎮まり
また、ぷう、っと
浮いてくる。
生きているリアルは
そちらに在る。
内側にある
わたし、という
逃れることのできない
空模様を
文字という釦で
日々の穴に留めてゆく。
釦は、ちいさい。
だから、すぐに失くしてしまう。
忘れずに、留める。
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Twitter日記
月のひかりで目が覚めた。
わたしを起こしたのは
満月だった。
横になったまま
見ていたら
眠りが
夜の鉄道のように
しづかに過ぎて
いつの間にか
朝が来ていた。
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ハッシュ・ド・ビーフを
作った夜
ことしも
グリンピースを
どっさり
食べられる日が来る
と
うれしくなった。
初夏のごろの
豆たちを
思うと
うきうきする。
ころん、と
ころがって
ぱらぱらと
世界に
散りばめられたくなる。
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2月のなかに
もう、在る。
いちにちくらい
どの月にも属さない
Freeな
ニート的な
匿名の
A day
が
あっても良いのに。
なにしろ
LIFEは
とにかく
おそろしいほど
勤勉なんだ。
やすめ、やすめ。
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三銃士みたいに
我が家の肌を
護ってくれる
3saint
オロナイン氏
ニベア青年
メンソレータム嬢さん
愛用が
40年ともなると
信仰も
生まれる。☺️
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さあ
さあ
台所で
お皿たちが
洗ってくれたまえ
と
腹を見せて
水に沈んでいる。
生活は続く。
生きる、かぎり。
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みなさま
良いもくようびを。
しお