雪と木。
ひかりは、白に潜って
寒さは、わたしの指に
くっついた。
○
○
○
冊子をご注文いただくのは
思いもかけない
ところから
も。
いつ、
その
電波の糸が
どこでつながったのか
とん、と
わたしには
わからないのだけれど
好きなもの
好きだったこと
好きだったことを
忘れていたけれど
やっぱり好きだった
そんなことが
似ている方が
ときおり
夜空を流れる
ほうき星みたいに
電波の糸をたぐって
『とんとん
一冊くださいな』
と
はちゃめちゃブックス
のドアを
叩いてくださるのです。
ふしぎだなあ。
きょうも
これから
雪が積もった道を
てくてくと
赤いpostへと
投函して
お届けするのです。
出会えてうれしい。
○
○
さあ、雪が溶ける音が
うつくしいので
わたしも
こころを溶かして
かたん、ことん
文字紡ぎ。
みなさま、
良い、かようびを。
★
大阪スパニョラさんでは
週末まで
はちゃめちゃ編集部
《冬ごもり展》
やっております。
よかったら
お立ち寄りください。
しお