映画【銀魂】を
と、ひゃひゃひゃ、と
ああ、過ぎた時間って
うーむ、本当
いつになったら
観に行けるのか!?
と、娘たちと緊急会議。
長女Aが、バイトばかりで
次女とわたしは、うずうず。
エリザベスの中身が
Mr.山田孝之と聞けば
よけい、渦、うず。
我が家は、銀魂は
コンプリート対象comics。
もはや、何年
読んでるだろう。
(まあ、10年は軽い)
うふ、
わたしは、桂が好きなのよ。
ここ
ブレない。
昨夜
ケメが星空へ還った、と
台所の隅に座り込んで
ひとり、悲しんでいたら
家族は、
ケメさん、残念だったね
と、悼んでくれた。
娘たちは、幼いころから
ケメの歌声を聴かされていたから
より、しんみりしてくれた。
銀魂渦うずとケメを悼む気持ち。
どっちもある、のが
こころの、不思議さ。
泣いたり、笑ったり。
お天気雨みたいだな、こころ。
雨のなか、雷が時折鳴る道を
クロネコヤマトまで、てくてく。
傘ささないで
自転車の、白いシャツびしょ濡れの
高校生ガール。
高く結った髪。
きれいなうなじに、雨の粒。
信号待ちの時間、見とれる。
こころは、シャッターを押して
わたしに、時間を切り取らせた。
雷は、昔から
好きなんだ。
ゴロゴロ来ると
お腹に力が入って
よっしゃ、と、
オトコマエな
気分になる。
イナビカリも好き。
きれいだ、きれいだ、と
いつも、窓にはりつく。
見てると、しっぽが
お尻から、生えてくる気がする。
にゃぎゃー!と
しっぽをたてて、叫びたくなる。
長女が1才半のころ
練馬に住んでいて
そこは、雷がよく鳴った。
ある、夏の夜
びかびか、イナビカリが来て
どかどか雷が落ちて
それを、長女を抱っこして
見ていたら
急に、わーん、と泣いて
こてり、と寝てしまった。
て、いうか
ひとが、気絶したの
初めて、見た。
すごく、反省した。
雷って、コワイんだなあ、と。
『神が鳴る、ってくらいだから 』
と、長女の口元に耳を近づけたら
すー、すー、寝息がしたから
よかったよかった。
布団に寝かせて
その夜は、もう
イナビカリを見なかった。
我慢した。
雷が鳴って
ざんざんどしゃぶりの夜に
オットー氏が
泡盛をたらふく飲んで
大酔っ払いで
駅から自転車に乗って
案の定、すっころんで
前歯が欠けた、ことがあった。
玄関の電気点けたら
顔が、朝見たのと、違ってて
誰? と言って笑ってしまった。
なんか、鼻もまがったようで
あの夜以来、オットー氏は
鼻の付け根が
平らになり、
ちょっと、面変わりした。
本人は、変わっていないと
今も、言い張るが。
ひゃひゃひゃ、と笑いながら
風呂まで引っ張っていったんだけど
立てない、と言うから
わたしは、妊娠8ヶ月で
夫を、廊下、引きずって
万が一
産気づいたらどうしたらよかんべ
医者になんて、言ったらよかんべ?
笑いつつも、なんか、コワカッタ。
こんな
あたしたちが
親になる、ことが、
コワカッタ。
sentimentalな
雷の、オモイデ。
どこが、sentimentalだ笑
若きケメくんの
LIVEアルバムを聴いてる。
売れていて
女のコに
きゃあきゃあ言われ慣れてる
ケメくんの
ちょいと冷た可愛い
口調が、良い。
この後くらいから
ケメくんは
ジブンの音楽を追求しようとしたのか
だんだん、だんだん
何年もなんねんもかけて
女の子たちに
きゃあきゃあ、言われなくなって
いく。
だんだん、ふっくらほっぺも
そげていって
長かった髪も切り
そして、そして
フォークなひとには
鬼門キモンの
ユーロビートや
ダンスビートの
コムロファミリー的な
1990年代の、音楽がやってくる。
(嗚呼、馴染めなかった90年代)
狭い路地に迷い込んだ白い仔猫
伸ばす手に、牙を剥き出し
おまえは、よそものだ。
だけど、見なよ
この土地は、3日前に耕した
舐めちゃいけねえ
いまだけは、おまえがよそものだ。
明日のねぐらを探す、この旅に
へそを曲げずに
おまえだけは付き合っておくれよ
嫌なやつらに牙を剥く
そんな生きかたじゃ
渡る世間は鬼ばかり
3日もしないうちに刃こぼれさ
渡る世間は鬼ばかり
渡る世間は鬼ばかり
きゃあきゃあ言われながら
ケメくんは、
ギターをかき鳴らして
このとき、すでに
こんな風に歌っていた。
そんな
ケメくんに
やっぱり、あたしは
真夜中の恋心。
100年経っても。
この間
machihitoさんに
付き合っていただき
すこし歌ったら
久しぶりに、
37才のころ
市の夏のイベントで
路上で、裸足で
歌ったこと、思い出した。
グループで、ゴスペルをアカペラで
歌ったんだよ。
わたし、歌が
とっても、好き、だったんだよ。
(もうひとりのシラガさんを
書いていたころ)
裸足に、アスファルトが
あたたかくって
ここちよかったな。
あ、これは
10代最後あたり
T.REX 歌った夜。
(二重あごなひと)
ケメLOVEなころ。
(メイク下手くそ)
いろいろ、つけたんだった!
歌ったのは、メタルグルーだったかなあ。
いったい、なんだろ。
ケメくん、いない世界。
でも、やっぱり
わたしの時間林には
彼がいて
同時に
裸足で歌った、
わたしも、いるんだ。
過ぎ去っていかない。
さ、夜ごはんたべよ。
もう、良い加減
思い出川から、
あがりましょ。
sio