こん、こんばんは!



お化粧のおしごとを
させていただいて、

とても、楽しい。


ちいさなころから
好きだったから。



キブンで

おひめさまになったり
木や、りんごに住む小人や

意地悪な魔女ばあさんになったり

騎士になったり

男色の仕立て屋が
夜空のように
美しい青年を思いつつ
布を裁断している隣で
あくびをする猫になったり

空想でするのが

わたしの遊びだったから。


おとなになって

洋服や化粧が
それを、助けてくれて

とても、うれしかったから。




☆わたしは、男色家のほうが
女好きのmisogynyのオトコより
若いころから、好ましかった。
ジブンのカラダが
性の対象にならないという
状況も、好きだった。
深くは書かないが、いつか
そんなハナシも、誰かとできたら、と思う。
(もう、50才も近いから良いか、と)
分析者ではなく、互いに
多少、隠れてきた同士で。



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きのう、ゆうこりんに、すこしだけ
お化粧させていただいた。たのしかった。
ゆうこりんの灰褐色な、ときに
曇った日の湖みたいな水色の瞳がとても好き。



諏訪で
ひらかせていただいた

メタモルフォーゼ実験室の
ちいさなリーフに記した

わたしの、お化粧への、想い。


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これを、最初と最後に
朗読させて、いただいた。


少女と書いているが
これは、たまたま

わたしがおんなのカラダに
生まれた、から。


少年、でも、良い。


わたしの場合
いちばん、なりたいのは
かしゃ、としたカラダ付きの
オトコだ。
生涯で一度で良いから
なってみたい!

が、こう書いても
性同一障害とかじゃないのだよ。

ひとは、驚くほど
多彩なグラデーションで
生きているの、だ。

できれば、いちにちごとに
オトコとオンナを行ったり来たりしたいと
贅沢に、思っている。

だって、どちらも、本当は
ジブンのなかに、いるから。



だから、おんなに生まれても

お化粧しなくても、良い。


欲さないならば必要ない。


逆に、おとこでもして、良い。


楽しい方へ、往け。

そこが、たとえ
誰も往かぬ、夜の底でも。





おんなのひとが


ジブンなりに
おしゃれを、楽しんでいる
別のおんなのひとに
ジブンより若かったり、同い年だったり
すこし年上だったり


年甲斐がない
みっともない
媚を売っている
母親のくせに
若ぶっている
品がない


などと、厳しく
言っているのを

耳にすることが、あると


とても、悲しい。



また、反対に
お化粧をしていなかったり
する、おんなのひとに

あれじゃ
旦那も浮気するわ

とか

おんな捨ててるよな

とか

いう、暴力を振るう
わたしはこういうのを
暴力の一種だと思っている。


ひとに会うと
たとえ、そのひとに伝わらなくても

つらい。



他者の
性的衝動を喚起させるために
化粧したり、スカート履いたり
しているんじゃ、ないんだよ。

また、
他者の性衝動を喚起させる
そのパワーを
たとえ、持っていないと
他者にジャッジされても

まったく、関係ないのだ、よ

生き物としての
美しさ、とは。



また、

素顔のほうがいい
ありのままが最高

なんて、Messageを

こころの寛容さ、懐の深さ
或いは、

真実が見えている

証拠みたいに
言ってこられる、と辛い。


ありのままに自信がないから
化粧をしているんじゃ、ないんだよ。



ああ、自由に
じゆうに、じゆうに


じゆうに、

じゆうに。


おんなか、おとこか。

ありのままか
そうじゃないか。


些細な差異じゃ。
目玉焼きか卵焼きか、みたいな。



だからこそ
そこは

決めつけて、評したり
正しさを押し付けたり

笑ったり
変に茶化したり

しては、ならぬ。



それは

ジブンであり続ける限り
まいにち変わるモノ、だから。



過去にこういうことをすこし漏らすと

精神科の医師にかかったほうが良い

女性性を受け入れていないから
こういう本を読みましょう

生きづらいでしょう
こんなセッションがありますよ

など、ご助言をいただくことがあった。


が、心配ご無用。


わたしは昔から、こうで

ここの部分だけは
揺るがない、わたしの
ブルースカイ、なのだ。

ひとには、よほどのことがない限り
喋らなかったけれど。

紳士淑女諸君。

どーか、よろしく頼む。



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わたしはひとりでいる時
おんなでも、おとこでも、無い。
もしかしたら、ヒトでもないかも。
と、いう、この不気味な感覚は、
小さなころから。




せんじつは

秋葉原で
年下の男子ふたり、と

飲んだ。



小説を書く技術を学ぶ
講座で、一緒だった、ふたり。


なんでか、定期的に
飲みましょう、と、誘ってくれる。



ふたりは、

ジブンたちは
過去に精神障害を患い

寛解という名の
月日を

綱渡りのように
用心深く、

しかし、粘り強く

誠実に、が、ときに苦しみ

過ごしているのだ、と


最初に飲んだとき

乾杯前に、打ち明けてくれた。



sioさんには
伝えたい、と。



こんかい、最後に

32才の子が

おふたりの夢はなんですか?

と、まっすぐに

しかし、照れながら聞いてきた。



40才の男子は

しあわせになること。
死の際、そう思いたい。
そのように生きたい。
それだけで、良い。


と、


48才のわたしは

残りの生を
ジブンとして、生ききりたい
使命とか、成功、とか考えず
他者承認も、いらないから。

と、答えた。



問うた男子は


結婚してみたい
愛するひとと
こどもを生み育てたい

と、可愛らしく
どもりながら。



わたしたちは
誰ひとり


きっと、そうなるよ
大丈夫。
信じれば、叶う。
意図して、ひきよせろ!


とか、言わなかった。



わたしは、


ほい、出して


と、うながし
ふたりの手を握った。



ふたりの手は湿っていて
わたしの手が、いちばん
乾いていた。


ふたりは、こっそり
照れていた。




秋葉原の町に
今度は

3人で、メイド喫茶に来よう


と、約束した。



みな、筋金入りの
オタク、だから、異議なしだ。




池Instagramより


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日々は、続く。



はちゃめちゃ暮らし


空想家sio