日暮れにこんばんは。
みずうみのある町へ
行ってきました。
帰ってきて、ほっ、と
半身浴。
おやゆび姫の、ポストカード。
わたしね
ジブンのなかに
隠れていたい
という、深いところから来る
願望みたいなのが、あるの。
それは、小さなころから。
だから、ちゃんと
隠れてきたのに、
なのに、いま、
SNSに顔を出し
お化粧や朗読の会をひらき、
内面を、Blogに書き
世界中の誰もが
読もうとすれば読める環境に置き、
オハナシや詩のようなものを綴り
冊子にして、ジブン以外のひとに
読んでほしい、と、思い。
隠れていたい願望は
わたしをときに、慰撫し
ときに、脅し
ときに、預言も与える。
おかえりなさい、と抱きしめ
こんなことをしていたら
いつか、殺されるよ、と囁き
コロサレルよ、は
本当の死ではなく
すべて、奪われてしまう
という、意だと思う。
ここにいれば安全だから
と、暗くてあたたかいところから言う。
また、あなたが
何かを、
または
他者を
そばに寄せたいと
強く望むとき
対象は
かならずや
その激しさに
引いてしまう。
寄せる波の強さの分だけ
遠ざかる。
だから
あなたは
隠れていたほうが、良い
と。
出れば、かえって
忌むものが寄せてくる
と。
それは、とても苦しいし
あなたの大切なひとも
傷つく、よ、と。
ふしぎな、願望。
まるで、母なるもの、みたいに
優しくて、強い(こわい)
そして、手強い。
諏訪で見た、美しいもの。
みずうみに沈む、夕日。
はっさくの、ジャム。
みほちゃんの手しごと
桜の花の塩漬けと
グリンピースの海苔のおむすび。
道具、香り、味。
みほちゃんのお点前。
メタモルフォーゼ実験室
諏訪分室の、会場。
はちゃめちゃの作業を
いっぱい、やりたかったけど
パワーが、なかった。
パソコンの電源入れても
ひと文字も、書けなかった。
だから、
お風呂の排水口を
うんとこさ、綺麗にしてから
日暮れ前の、まえから
お風呂へ。
諏訪で
出し尽くしたので
空っぽ、で
だから
いろいろ、入ってきやすい。
お風呂の蓋をテーブルにして
じっと、見つめるように
読むのは、修道院のいちにち。
お風呂から出たら
わかめとしらすの酢のもの
ごぼうとちくわの黒胡麻炒め
肉じゃが
を作って、
オットー氏が帰ってきたら
おかえりなさい、と
飛び跳ねて言おう。
次女Kちゃんと。
また、明日。
空想家sio